アンジ・ポステコグルー:ウルブズ戦を控えての記者会見2

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「その事件に関して言えば、それは韓国サッカー協会が対処すべきことであり、事件について私が知っている限りでは、あまり詳しくは聞いてはいないが、ソニーがソニーであり、リーダーであること、そしてリーダーというのは時に矢面に立つものだよ」

「詳細は分からないし、内部の問題なので知りたくもないが、この話について私が知っているのは、ソニーがリーダーシップを発揮しているということだ。リーダーシップの重要な部分だよ。リーダーシップにおいては人気者となり、みんなを幸せにしようとすることが重要ではない。自分が正しくないと感じたときに、それがグループにとって最善であれば、立ち上がることだ。私はソニーがそうしたんだと思うよ」

「時々、皆さんはソニーについて誤解している。おそらく彼がとてもポジティブで、いつ見ても笑顔で、誰もが彼に心からの愛情を持っているからだろうね。しかし、彼は勝利を望んでいる。彼は基準を下回るのが好きではないし、私は彼のその姿を見てきた。何かが正しくないと感じれば、彼はそれを言ってくる。それが周りから煙たがれるようなことであってもだ」

「時には、そのせいで選手グループやコーチ、クラブとのいざこざに巻き込まれることになる。だが、リーダーとして、これが正しいことだと思うなら、強く突き進むべきなんだよ」

フットボール界で最もナイスガイの一人と目されているソンだが、キャプテンの役割に関しては、元マンチェスター・ユナイテッドのキャプテン、ロイ・キーンのような存在になれるのではないかとポステコグルーは考えていた。

「ロイ・キーンはナイスガイじゃないって?念のため言っておくが、それはあなたが言ったことだからな」

オーストラリア人は冗談を言った。

「まずは自分自身に忠実になければらない。それがリーダーシップのすべてだよ」

「ソニーは本質的にナイスガイだ。彼はとても礼儀正しくて敬意にあふれているが、それだけで真の勝者となり、高い基準を持った男になれるわけではない。これほど長く第一線で、特にプレミアリーグで活躍を続けるには真の規律が必要だ。高い基準を求めるその原動力がリーダーシップにおいて重要なんだよ」

「最高レベルの人間というのは、ありのままでいられる者だ。なぜなら、周りがそれを尊重するからだ。誰か別人を装うとしても、周りはそれを見破るからね」

ソンはアジア・カップから英国に戻ってきた後、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でベンチ・スタートとなったが、土曜日のウルブズ戦では先発出場する予定となっている。マリ代表としてアフリカ・ネイションズカップに出場したイヴ・ビスマも、シーガルズ戦に途中出場し、ウルブズ戦では先発に復帰する可能性がある。

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