アンジ・ポステコグルー:ブレントフォード戦を控えての記者会見2

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「そういった変化は、周辺環境に依存する。まわりの全てのね。ペップやユルゲンのような監督は、決して立ち止まったりしないことは確かだろう。彼らのチームが停滞した目標であるわけではない。彼らはより良くなっていくし、改善するために限界に挑戦し続けるだろう」

「そんなチームに追いつき、挑戦を避けることなく乗り越えようと努力を続けられるかが、まわりのクラブに問われているんだ。彼らはかなり長い間、このリーグを支配してきたチームであったが、そのサイクルを断ち切る方法は一つしかない。それは他のクラブがチャレンジすることだ」

「彼らが弱体化するとは思えないね。ユルゲンが去ったとしても、本当に強力なチーム戦力と本当に強いメンタリティが残るだろう。誰が引き継いだとしてもあのチームの強化が止まるようなことがあれば、私は驚くね」

「現状を変えるかは、彼らにチャレンジする他のクラブ次第だ。失敗することを恐れず、挑戦のみを真っ直ぐに見据えてその野心と意志を持っているクラブにのみ可能だろう。そういったクラブが出てこなければ、彼らが勝ち続けるだけだよ」

ポステコグルー率いるスパーズは、プレミアリーグで2位シティと勝ち点3差の5位に位置している。現在、来シーズンに向けてノースロンドンのクラブが欧州の大会の出場権を取り戻すべく順調に進んでいるが、4つの異なる大会を同時並行で戦えるほど強力なチーム戦力を揃えているのだろうか?

「断言はできないね。このチームにはまだ成長余地があると思うし、実際に成長している。だからこそ、このシーズンの後半戦は我々にとって、選手たちがどれだけ力強くシーズンを終えることができるかを見極める、非常に重要な機会になるだろう」

「我々が本当に力強い結果を残せれば、まだプレミアリーグで1年目か2年目の選手たちが多いので、これからさらに成長するはずで、それが望み通りのチーム戦力を構築するのに役立つだろう」

「私はまだ進むべき道があると思っている。今後1~2年で我々が到達すべき目標と比べて、我々の現在の状況を見ると、まだ進むべき道はあるんだ。だからこそ、すべての移籍マーケットが重要になるだろう。そこでチーム戦力の質を向上させ、選手たちも成長できれば、より早くその目標に到達できるだろうが、道のりはまだ長いよ」

1月の移籍マーケットについてポステコグルーは続けてコメントした。

「確かに我々にはいくつかの明確な目標があり、一つとして補強を早めに達成することであった。ティモがすでに数試合でプレーし、ラドゥが順調にチームに定着しているのがすでに見て取れる。我々は彼らと契約したが、彼らが新たな環境を理解するまでに1〜2週間かかるだろう」

「どの移籍マーケットでも、我々が従前よりも強くなったかどうかで評価されるし、私は強くなったと思っているよ。我々は間違いなく短期的にも長期的にもラドゥとティモから恩恵を受けるはずだ。それがどの移籍マーケットの評価基準でもある。一方で、重要な戦力を失っていないからね。アシュリー・フィリップスとアルフィー・ディヴァインをプリマスにローンで出すなど、我々はいくつかの良いローンが設定できたので、我々にとって成果が見込める移籍マーケットになったよ」

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