ソン・フンミンがロングカウンターでの見事な飛び出しからゴールを決めて先制したが、それからわずか137秒後にシティのフリーキックをソンが自陣ネットに流し込んでしまい、さらにシティは前半にフィル・フォーデンがゴールを決めて2-1とリードした。
試合後、ポステコグルーはスパーズが前半で「打ち負かされた」可能性があったことを認め、クルゼフスキはハーフタイムに選手たちは大目玉を食うことになったことを明かした。
「監督はハーフタイムにとても怒っていたよ」
「監督は僕らに、『しっかりプレーしろ。まだまだこれじゃ不十分だ。恐れるな』と言った」
「僕らはいつも『恐れてはいけない』と言い合ってるけど、十分なプレーができなかったんだ。後半のピッチに出て、『何が起ころうとも、構うことはない。ただ自分たちのプレーするだけだ!』と思ったよ」
「後半は信じられない出来だった。すごいチームだね。後半の僕らチームをとても誇りに思うよ。僕らは後方からの展開し、ボールをしっかりコントロールして、相手にボールを持たせなかったんだ」
プレミアリーグで3試合連続の引分となったシティは、昨シーズンとは別のチームになったのか?との質問に答えるクルゼフスキ。
「彼らのレベルが落ちたとは思わない。非常に優れた選手がいるからね。ただ最高の選手の1人、デブライネを失っている。でも、彼らと渡り合うことはできるよ。こっちが優れたチームなら誰とだって渡り合える。だから彼らはとても良いチームだけど、僕らも良いチームなんだよ」
ジオバニ・ロチェルソが2試合連続のゴールを決めてスパーズは2-2の同点に追いついたが、残り9分でジャック・グリーリッシュのゴールで3-2とシティが突き放し、勝敗は決したかと思われた。しかし、前半は背番号8としての攻撃的ミッドフィルダーとして素晴らしいパフォーマンスを披露し、後半から右のアタッカーに戻ったクルゼフスキがこの試合を結果を覆し、ブレナン・ジョンソンのクロスをヘディングでゴールに流し込んだ。
「今この瞬間の僕が本物なんだ」