アンジ・ポステコグルーに究極のゲーム・チェンジャー、ピエール・エミール・ホイヴィアの望まぬ役割

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昨シーズンまでとはチーム内での役割が大きく変化しているにもかかわらず、今シーズンのピエール・エミール・ホイヴィアは、アンジ・ポステコグルーにとってキーマンとなっている。

football.london/Rob Guest

日曜日の夜のマン・シティ戦で待望の勝ち点1を獲得したトッテナムにおいて、再び大きな役割を果たしたピエール・エミール・ホイヴィア。過去3シーズン、スパーズの先発メンバーの常連だったデンマーク人は、今シーズンのアンジ・ポステコグルーのもとでこれまでとは異なる役割に順応しなければならなかった。

2023/24シーズンのプレミアリーグではたった2試合に先発出場しただけで、毎試合、途中出場から数分間のプレー機会を与えられる状況に甘んじなければならなかったが、それはトッテナムでホイヴィアが望む役割ではない。しかし、試合の流れを変えるゲーム・チェンジャーとしてホイヴィアを活用できるポステコグルーにとってはとても効果的な戦力であることが証明されている。

日曜のエティハド・スタジアムでも先発メンバーから外れた元サウサンプトンのミッドフィルダーだが、後半の頭からブライアン・ヒルに代わって出場。ホイヴィアが中盤に入り、前半は中盤でプレーしていたデヤン・クルゼフスキを前に出した。

前半はシティが試合を支配し、試合を決定づけるチャンスを何度も作り出していたため、トッテナムが中盤でのコントロールを強化する必要があったのは明らかだった。まさにそれを28歳のデンマーク人が後半の開始から実現してみせたのだ。

ホームのマン・シティを苛つかせ、そのプレーを崩壊させようと尽力したホイヴィアは、ボールをとてもうまく使い、トッテナムがボールの支配権を争うのに大いに貢献した。ポステコグルーはホイヴィアのパフォーマンスが非常に優れていたと評価し、試合後の記者会見で称賛した。

「(チームの立て直しを)後押ししたと思うよ。後半のピエールは素晴らしかったと思う。彼の経験が出たし、我々はグループとして自分たちのフットボールにより確信を持てるようになったし、前半はただパスを出すだけで次の動きを考えていなかったり、パスをためらったりするだけだったからね」

夏にノースロンドンを離れることが濃厚視されていたホイヴィアが、今シーズン、ベンチからピッチに入ってチームに大きな貢献をしたのはこれが初めてではない。これまでにそのような活躍を何度も繰り返しており、チームの結果を好転させたり、試合の流れを変えるという役割で、ポステコグルーにとってのスーパーサブになりつつある。

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