アンジ・ポステコグルー:ウェストハム戦を控えての記者会見2

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「あのような試合では、そのアプローチを実践した時に、選手たちに何かを与えることだろう。彼らに何かを見せて、『よくやった。単なる言葉ではなく、単なるアイデアではなく、君はやってのけたんだ』とね。それは試合の中の細部だったかもしれないが、その細部でそれができたなら、残った課題はそれをより大きな局面でも発揮できるかということになる」

「一方、一度も試してみなければ、決して分からないんだ。だから、マン・シティ戦でそのアプローチを変えていたら、そこで負けていただろう。選手たちにその有益なフィードバックを与える機会はなかっただろうね。その観点からすると、我々はあの試合から多くの良い情報を得ることができたよ。良いことも悪いことも、そして本当に苦労した分野についてもね」

「他のコーチたちにも説明しているんだが、砂金採りをしているとたくさんの土があるが、その小さな粒を探していけば、かなりの数の砂金を見つけることができるんだ。試合後に選手たちに『ここを掘り続ければ、いつかは塊が得られるだろう』と伝えることだね」

ポステコグルーは、フットボールの解説者たちはシティ戦の試合後になってようやくスパーズのフットボールを称賛したが、この対戦の前に戦力が弱体化したスパーズで依然として攻撃的なフットボールをプレーしようとするのを批判していたと述べている。その点について追及すると、議論が大好きなので解説者たちをからかっているだけだと認めた。

「冗談だよ、相棒。それもこの競技の好きなところなんだ。2人の男がフットボールについて言い争っているのを見るのが大好きなんだ。刺し違えるかと思うほどの剣幕だったが、次の日には同じテーブルに座っているんだ。そしてまた口論をする。それが我々がこのフットボールの好きなところだし、意見の相違こそが魅力なんだ」

「私はその意見を意に介さなかった…試合前の記者会見で受けた質問でさえ、私にとっては何も珍しいことではなかったからね。『アプローチを変えるつもりか?あなたのアプローチはうまくいくだろうか?』というものだったね」

「その質問には正当な背景があったと思うよ。それはトッテナムが過去のシティ戦で全く異なるやり方でプレーして、かなりの成功を収めたということであり、それは素晴らしいことだと思った」

「先ほども言ったが、そういったことは私の信念に疑問を投げかける。『ああ、それがうまくいくのはわかっているが、私はこのようにしたいんだ』と言いつつも、その瞬間に私に迷いがあれば、結局のところ『分かったよ。もしかしたら違う見方をしなければいけないかもしれないな。マン・シティに挑むのだから、自分たちがやりたいようにプレーしようとするのは、もしかしたら良い考えではないのかもしれないし、トッテナムではこれが過去にうまくいったから…』と考え始めただろう」

「それは正当な議論だ。それに対して私の言いたいことは『それは私ではない』ということだった。だから私がここに座っているのは、最終目標は決してマンチェスター・シティに勝つことだけではなかったからだ。もしそれが最終目標だとしたら、今回起こった変化はなかっただろう」

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