アンジ・ポステコグルー:ウェストハム戦を控えての記者会見2

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ロチェルソがようやくスパーズに定着したと感じているのは、同胞でトッテナムの副キャプテンの一人であるクリスティアン・ロメロだ。ポステコグルーは、エメルソン・ロイヤル、ロドリゴ・ベンタンクール、ブライアン・ヒルといったスペイン語を話す選手たちがこのクラブに在籍し、ロメロがリーダーの一人になったことで、ロチェルソがそのチャンスを待つ間に辛抱強くいられるようになったと信じている。

「そう思うよ。彼らがとても仲が良いことは知っている。今の我々のドレッシングルームは、いくつかのグループがあるものの、かなり調和していると思う。文化や音楽の趣味趣向、その他のすべての点で多少の違いはあるけどね」

「彼らはかなり団結したグループだ。彼らは互いに非常によく繋がっているが、ロメロがそのグループに大きな影響を与えていることは疑いの余地がなく、ジオも間違いなくその一人だ」

「しかし、ジオは自分をしっかり持った男だ。経験豊富な選手であり、自分のキャリアに何を求めているかを知っている。ここでチャンスがあると感じており、それを最大限に活かしたいと考えているんだ。マダースが欠場したが、その代わりを務めるのは難しいので、ジオがいてくれるのは我々にとって素晴らしいことだよ」

「ジオが似たタイプの選手だとは思わないが、マダーズがゴールとアシストで貢献していたので、『ゴールに関わる貢献ができる選手が必要だ』という感じだった。ジオがゴールを決めているという事実、そして周りの選手ゴールに関わっているという事実は、我々にとって素晴らしいものだよ」

この2週間でロチェルソがレギュラーに浮上したが、依然として影の薄い人物の一人がスパーズの前キャプテンのウーゴ・ロリスだ。このフランス人は11年間の長期に渡ってクラブのナンバーワン・ゴールキーパーであったが、夏に新たな挑戦への意欲を公言したものの移籍が決まらなかったため、契約が最後の6ヶ月になろうとする今も、試合では何の役割も果たさずクラブに残っている。

ポステコグルーの主力選手として印象的な活躍を続けるグリエルモ・ヴィカーリオがそのポジションが今後も安泰であることを示す中で、今週、控えゴールキーパーのフレイザー・フォスターと2025年までの新契約で合意した。それでは、現在のロリスはどのような状況なのだろうか?

「彼は本当に熱心に練習しているし、ゴールキーパー友愛会とでも呼びたいが、本当に良い環境だよ」

「ウーゴはトップチームでプレーしていない間、またはトップチームの一員としてプレーしていない間もその態度は少しも変わっていない。彼はプロフェッショナルであり、他のキーパーにとっても彼ほどの経験を持つ選手がいることは素晴らしいことだ」

「彼は契約の最終年で、残り半年を切っており、これから将来のことを考えていると確信しているが、私はそれをあまり重視していない」

「フレイザーともう1年間の契約延長ができたことを嬉しく思う。彼のトレーニングはエリート・レベルであり、間違いなくプレミアリーグ基準のキーパーだ。ほとんどのチームでそのムードに影響を与えるのは、レギュラーとしてプレーしていない選手たちであることが多いが、彼のような選手がいるということは、他の誰にとっても素晴らしい模範となる。少なくともあと1年、できればそれ以上、彼をチームに留められることを嬉しく思うよ」

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