アンジ・ポステコグルーは、トッテナムが現在直面している移籍に関する不正疑惑と、今後数週間でジオバニ・ロチェルソにチャンスが与えられるかどうかについて質問を受けた。
アンジ・ポステコグルーは、2008年のジャーメイン・デフォーのトッテナムからポーツマスへの移籍を巡る不正疑惑について「私の机上にはない」と語った。今週、FA(イングランド・フットボール協会)はTimes紙の調査を受けてこの移籍について調査することを認めた。
同紙はこの移籍を2年間に渡って調査し、エージェントの規則に対する重大な違反の疑いがあると主張した。デフォー、トッテナムのダニエル・レヴィ会長、そして当時ポーツマスの監督だったハリー・レドナップは、この移籍の交渉中に無資格の代理人と取引したことが不正だったと伝えられている。
当時、FAはノースロンドンのクラブに対して処分を科さないと決定していたが、現在、この件を調査していることを明らかにした。この件について、日曜のプレミアリーグのアストンヴィラ戦に先立って開催された記者会見でポステコグルーに質問が及ぶと、スパーズの監督は今週末の試合に集中していると述べた。
「それで?2008年に?私はおそらくブリスベン・ロアーで仲間を指導していたと思うが、その時は(このクラブに)いなかったに違いないよ」
「それで本当にその件が私の机上にあると思ってるのなら…。本当に重要なこと、我々が日曜日のビッグゲームに備えているのに、皆さんは私とは全く違う方向を向いているようだね。明日もチームが問題を抱えてるので、私の焦点はそこにあるんだよ」
試合前の記者会見でクラブを代表する立場のポステコグルーに質問をしたのだと記者に言われると、彼は次のように答えた。
「それで、私はそれに答えたと思うよ。相棒、私の机上にはないことなんだ。私が答えを語れるようになるには、調査をしている人、この件のすべての情報を持っている人と事前に話をする必要がある。それに何時間かかるかわかるかい?」
「あなたがそれに何時間も費やしたかどうかは知らないが、私にはそのような問題を見極める時間はないんだ。そのような問題、どの問題にも、責任を負う人がいる。たぶん私はスポークスマンの立場でもあるのだが、フットボールという観点から見ると私はフットボールクラブのスポークスマンだ。ここに弁護士を呼んで、彼が週末にどのようなフォーメーションでプレーすべきかについて話し始めたら、私は絶対に嫌だよ」
「私はそのようなことについては口を閉ざすよ。それ以外の理由があるわけではないが、私は他の人が専門とする領域と私がいる領域を尊重するからね。それについて本当に質問があるなら、おそらくもっと適任の人がいるだろう。私よりそっちに聞いてくれよ」
シーズン3度目のインターナショナル・ブレイクの後、トッテナムはアストンヴィラとの難しい試合でピッチに戻る。影響力のあるジェームズ・マディソンの欠場によって前回のウルブズ戦では攻撃志向のミッドフィルダーを欠いていたポステコグルーは、スパーズが勝利を取り戻すために、このイングランド代表ミッドフィルダーの替わりを見つける必要がある。