「繰り返しになるが、私がチームにプレーしてもらいたい方法には非常に明確な構造があり、私がやろうとしているのは、個人がチームのダイナミクスを変えることができるバランスの取れたチームを築き上げることだ。ソニーを背番号9を務めることは、ハリーやリッチーがそこに入るのとは異なる。たとえチームの構造が同じであっても、デキをウィンガーとして入れるか、ブレナン・ジョンソンをウィンガーとして入れるかによって状況は変わるんだよ」
「ハリーがいないことでチームとしての我々は変わった。なぜなら我々は異なる戦力を起用しているからだが、もしハリーがまだここにいたとしても構造は同じだろうし、我々は相手を圧倒しようとプレスをかけようとするという同じプレーの基本を持っていただろう」
「最終的には、選手が持っている資質を抑えたくないし、我々のプレーの構造の中で選手たちの最高の実力を引き出したいと思っている」
シーズン開幕以来、ポステコグルーのもとで活躍した選手の一人がジェームズ・マディソンだ。ポステコグルーは、今夏に加入したマディソンのゲームへの理解度と、チームに貢献するために彼個人の役割を引き受けた姿勢を称賛した。
「彼はこのゲームに関して非常に直観的で、理解するのに優れている」
「すべての選手に対して、我々は個人として向上させるための情報を与える学びの枠組みを提供しようと努めているが、一部の選手はチームというより広い概念を取り入れており、マダーズもその一人だよ」
「彼は情報を個別に捉えているが、それがチームにどのように役立つかということを見極めているんだ。フラム戦で彼が決めたゴールは、彼の個人的な能力によるものではなく、彼が懸命に努力した結果生まれたものだよ」
「彼は2~3回プレスをかけた。それは彼が意識的にしなければならないことだ。それは彼が優れたフットボール選手であるというだけではなく、チームのためになるからそうする必要があるという個人としての彼なんだ。そして最終的に彼自身がその恩恵を得ることになったんだよ。彼がゴールを決めたのでよかったが、もし彼があのゴールを決めなかったら、ソニーのゴールを決めたように、他の誰かがゴールを決めていただろう」
「だから、彼は個人としてどのように役立つを担うかだけでなく、我々が望むチームに進化するのにどのように役立つかという、より広い視点から物事を見ている選手の一人だと思うね」
