トッテナム・ホットスパーのアンジ・ポステコグルーがフットボール・ディレクターとベンタンクールの復帰時期について最新情報を伝えた。
アンジ・ポステコグルーは、トッテナムが間もなく新しいフットボール・ディレクターを任命すると信じており、ロドリゴ・ベンタンクールは11月に復帰すると予想している。
スパーズは、ファビオ・パラティチがイタリア・サッカー連盟からの30ヶ月の活動停止処分が世界中に適用エリアを拡大したことを受けて4月に退任して以来、正式なフットボール・ディレクター不在のままで運営されている。その後、FIFAは活動停止処分の適用エリアを撤回し、51歳のパラティチはコンサルタントとしてトッテナムを支援し続けることができるようになった。
かつてのパラティチよりも高い役職として、トッテナムは7月1日に新設したチーフ・フットボール・オフィサー（実質的にダニエル・レヴィ会長に次ぐ役職）にスコット・マンを就任する予定だったが、彼の就任は元雇用主であるシティ・フットボール・グループによって延期されている。そのマンは、新たなフットボール・ディレクターの選考に関わる主要人物の一人となるはずだ。
それら人事の遅延の結果、この夏の移籍マーケットにおいてポステコグルーは補強の大部分をクラブのスカウティング・チームとともに推進しなければならなくなり、「異例」の対応だったことを認めた。
「普通じゃによ。異常だね。これまでのクラブのやり方を見てみると、（フットボール・ディレクターは）常に携わっていたんだ。今回は異なる対応だったが、今後は変わっていくと思うよ」
それがスパーズの移籍ビジネスを遅らせたかどうか尋ねると、彼はこう答えた。
「ノー。ただ普通ではなかった。異例だったんだ。何をするにしても、すでにプロセスが整っているときは、どのように機能するかはわかるものだ。一方で、私は新監督で、スポーティング・ディレクター（≒フットボール・ディレクター）がいない状況は異例だと誰もが言うだろう」
「通常はどちらか一方が整っているだろう。おそらく新監督か、新任のスポーツ・ディレクターになるかもしれないが、そこにはプロセスがある。だから両方を整えて、通常は組み込まれているはずの多くのものが整った状態で移籍マーケットを迎えることになるはずだが、今回はそうではなかった」
