トッテナムに起こった大きな変化の一つは、グリエルモ・ヴィカーリオという新しいゴールキーパーの加入であり、11年ぶりのファーストチョイスのゴールキーパーの誕生となった。しかし、元ファーストチョイスで元クラブ・キャプテンのウーゴ・ロリスは、求めていた新天地での挑戦に歩みを進めることができず、クラブに残留した。
ポステコグルーは以前、ゴールキーパーの間に序列など存在しないと語り、それがあり得ない理由をさらに説明したが、ヴィカーリオがこれまでと同じパフォーマンスを続ければナンバーワンであり続けることは認めた。
「（序列があるのならば）それは決して変わらないと言っていることになる。選手がパフォーマンスをしていても何も変わらないことになるよ。そんなものは何も決まっていない。私はいきなり『これが私のファースト・イレブンで、シーズン中はこれでいくのだ』と言わないよ。日々、選手たちは全力で挑戦しており、ポジションを争っているんだ」
「そんなやり方がチーム環境を整える上で良い方法だとは思わない。それでもし明日怪我をしたらどうする？」
「ヴィックはナンバーワンになる権利を獲得しており、彼のパフォーマンスは傑出したものだったので、もし彼がその調子で続ければ、そしてフレイザーとウーゴが控えていれば、ヴィックは毎日その状態にあるはずだよ」
「フレイザーは信じられないほど素晴らしいトレーニングをしてきたが、フラム戦では不運だった。良い試合をしたよ。それが私が望んでいることであり、彼らも望んでいることだ。彼らはできる限りベストを尽くすために毎日自分を追い込みたいと思っている」
ポステコグルーのチームで早い段階から好印象を与えた選手の中に、デスティニー・ウドギがいる。この20歳の左サイドバックは、水を得たアヒルのようにプレミアリーグに馴染んでいる。
