類まれなる電光石火のディフェンダー、次代のフィルジル・ファンダイクがトッテナムにやってくる

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ミッキー・ファンデフェンは、新シーズンに向けてアンジ・ポステコグルーが率いるトッテナムの守備ラインを強化するための資質を兼ね備えている。

football.london/Rob Guest

アンジ・ポステコグルーは、今夏の移籍マーケットで最も優先すべきポジションの強化に向けて最初の補強を行おうとしている。昨シーズンのプレミアリーグで合計63失点を喫したスパーズは、クラブを再び上昇気流に乗せるために、センターバックの大幅なアップグレードが不可欠であることを熟知していた。

ポステコグルーのもとでセンターバックを2~3人獲得し、さらに同ポジションの選手を退団させる必要があったスパーズは、ヴォルフスブルクのミッキー・ファンデフェンに強い関心を寄せている。2年前にオランダのフォレンダムからブンデスリーガに移籍した22歳は、ドイツで絶賛され、その過程でプレミアリーグのクラブからも注目されるようになった。

トッテナムはこの高い人気を得るセンターバックを大いに評価しており、現在、クラブ間で移籍に関する話し合いが行われているが、まだクラブ間の正式な合意はない。昨シーズン、ヴォルフスブルクの公式戦に36試合出場したファンデフェンは、現在開催中のU-21ヨーロッパ選手権でオランダ代表のキャプテンを務めていたが、3度の引き分けでグループステージで敗退することになった。

この夏、トッテナムが左サイドのセンターバックを獲得し、ピッチの重要なエリアでのバランスを確保することは、ポステコグルーにとって非常に重要なことである。高評価を得るディフェンダーであるだけでなく、フォルメル出身のこの若者は球際にも優れ、オーストラリア人のプレースタイルが大成功を収めるために必要な、後方からパスを供給できる能力を持っている。

ファンデフェンは「電光石火の速さ」を持つと称され、トッテナムが新ヘッドコーチのシステムで高い位置にバックラインを敷くことを考えれば、そのスピードもまた極めて重要だろう。また、1-1の引き分けに終わったU-21ユーロのグルジア戦で彼が母国のキャプテンを務めたことも、優れたリーダーシップを持つことを強調している。

2021年8月にヴォルフスブルクのフォルクスワーゲン・アレーナにやってきた彼は、インタビューで自分のリーダーとしての資質と、新たなチームで証明したいことについて語った。

「まずリーダーになることかな。ピッチの後方にいて、僕はリーダーでありたいし、ああ、絶え間なくチームにプレーの合図を送りたいんだ。自分がマークしている相手選手には誰だろうとディフェンスを突破させはしないよ。準備はできているんだ」

そのクオリティーからリバプールのフィルジル・ファンダイクにたとえられるトッテナムの夏の補強ターゲットは、過去にも多くの称賛を浴びてきた。ヴォルフスブルクのニコ・コヴァチ監督もその一人で、「類まれなる才能だ」とこのディフェンダーを絶賛している。

「ミッキーは素晴らしい青年で、本当に優れたフットボーラーだよ。彼が今見せているのは類まれなる才能だ」

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