エメルソンのアシスト
キャリアの大半を4バックでプレーしてきたエメルソン・ロイヤルが、来シーズンから4バックに転向するチームで大いに恩恵を受けるかもしれない。本職は右サイドバックであるため、右ウイングバックでのプレーを完全にこなせるわけではなく、そのことは彼が攻撃的なプレーをしたときに明らかになったが、それでも2021年11月のアントニオ・コンテ就任から右ウイングバックでプレーを続けることで攻撃面も飛躍的に成長した。
SPURSPLAYで公開された最新のトレーニング動画で最も注目されたのは、ミニゲーム中にエメルソンがピンポイントでクロスを上げ、それをハーヴェイ・ホワイトが見事にゴールに押し込んだシーンだ。このクロスは、エメルソンはデイン・スカーレットからボールを受け、絶妙なクロスをファーポストに送ったもので、これにホワイトが頭で合わせ、ウーゴ・ロリスに防ぐチャンスを与えなかった。
エメルソンのクロスも素晴らしかったが、ホワイトのヘディング・シュートも印象的だった。
勝者の記念撮影に割り込むエメルソン
試合形式のメニューを含むトッテナムのトレーニングの後には恒例となっているが、勝ったチームが記念撮影をする。ロリス、ブルックリン・ライオンズ・フォスター、ヤゴ・サンティアゴ、アルフィー・デヴァイン、ペドロ・ポロ、ナイル・ジョン、セルヒオ・レギロン、イヴ・ビスマが同色のビブスを着てチームを構成し、勝利によってこの権利を得た。
そこにエメルソンが割り込もうとしたが、何人かの選手たちはそれに応じず、シニア・アシスタントコーチのデイヴィスが満面の笑みを浮かべてそれを見守っていた。ビスマとレギロンは、勝利したチームメイトたちが邪魔されることなく写真を撮れるように、エメルソンを押さえつけている姿があったが、エメルソンは決して諦めなかった。
そこでジャフェト・タンガンガがカメラに向かってきて、「ビス、お前は昨日泣いてただろ」と冷やかしにきた。マリ代表のビスマは「昨日は昨日、今日は今日だ」と応戦し、エメルソンは「昨日は俺たちがお前をぶっ倒した」とおどけた。勝利したチームが無事に写真を撮るのも、決して一筋縄ではいかないようだ!


