トッテナムとしては、2024年に終了する現行契約をの先もクラブ史上最多ゴール数を誇るケインをクラブに留めるために、巨額の給与条件を提示し、新契約について話し合うことを打診しているとfootball.londonは理解している。 しかし、ケインは将来の選択肢を見極めながら、この移籍マーケットの期間中に新たな契約を締結することを急いではいない。
ケインは来年の夏にフリーとなり、来年1月になれば国外クラブとプレ契約について自由に交渉することができるようになる。1年後にはプレミアリーグのクラブを含め、世界中の希望するクラブに自由に移籍できるようになるだろう。 ロンドンの反対側にあるクラブで、マウリシオ・ポチェッティーノと共闘することも可能だ。
これからわずか12ヶ月以内にこれだけの選択肢があるため、今すぐにブンデスリーガへの扉を開く必要がケイン本人にあるとすれば驚くべき選択となる。 ケインは1年後の2024年の夏にバイエルンへの移籍を選択するだろうか？彼がそれを望んでいるのであればそうかもしれないが、他にも魅力的な選択肢はたくさんあるだろうし、おそらくそれがこの夏に補強実現を急がなければならないバイエルンの原動力となっているのだろう。
トッテナムは、今週ケインと話す予定のポステコグルーがケインが楽しめるフットボールで、ケインが彼のチームでプレーすること、そして自分に訪れる豊富なゴール・チャンスに熱狂することを期待している。昨シーズン、たどたどしいチーム状況ながらケインはプレミアリーグで30ゴールを記録した。 ポステコグルーの攻撃的なセットアップの中で、彼はどれだけの得点を獲得できるだろうか?
ここ数ヶ月、ケインはスパーズが自分が望むクラブの価値を示しつつあり、クラブはポステコグルーがそれを実現できると考えている。
今週、ポステコグルーは次のように語った。
「ハリーとソニーがたくさんのゴールを決めてくれることを願っているが、彼らだけがゴールを決めるのではない。今でもそれが私が最も好きなスタイルだ。醜いゴールなどというものはない。ボールがゴールラインを越えるたびに、私の愛する人たちの感情が湧き上がるんだよ。それが私にとって今でもこのフットボールの最高の瞬間なんだ。ゴールがどう決まるろうとも、その瞬間に訪れる喜びそのものこそがすべてなんだよ」
「それは人々を団結させ、見知らぬ人たちをも団結させるんだ。誰が隣に立っているかは関係ない。そのボールがそのラインを越えたとき、あなたは周りにいる人を抱きしめることになるんだ。だから、選手たちがたくさんのゴールを決めることを願っているが、その2人だけではないよ」
ケインの代わりを務めるのは1人の選手では不可能であろう。ゴールスコアラーとしての圧倒的な実績と、プレーメーカーとしての能力をも誇るケインの後任には、ピッチ上でその2つの役割を果たすために2人の選手を獲得する必要があるが、それでもそれが機能するという保証はない。 リシャルリソンはストライカーとしての現有戦力のオプションのとなるが、6000万ポンドで獲得した昨シーズンはプレミアリーグで1ゴールしか決められなかった。
