マンチェスター・シティへの移籍希望を明らかにした2年前の夏の再現はないだろうが、バイエルン・ミュンヘンからの関心が高まる中、ストライカーは選択肢を残している。
football.london/Dan Kilpatrick
ハリー・ケインは、たとえトッテナムがバイエルン・ミュンヘンなどからの獲得オファーを断り続けたとしても、この夏にクラブに退団を強く求めるつもりはない。
6年契約の最後の12ヶ月に入ったケインは、水曜日にスパーズのプレシーズンのトレーニングに戻り、そこでヘッドコーチのアンジ・ポステコグルーと前向きな話し合いを持ったが、彼の将来はまだ宙に浮いている。 彼は金曜の夜、クラブのプレシーズン・ツアーの第1戦に向けてパースに出発する遠征メンバの一員となる。
現状では、ケインは自分の将来について前向きな考えを持っており、この夏にスパーズを離れるか、1年以内にフリーで離れるか、さらにトッテナムと新たな契約にサインするかを検討するだろう。
しかし、スパーズが新シーズンにポステコグルーのもとでピッチ上で大きな進歩を示さない限り、移籍マーケットの期間中に新たな契約を結ぶつもりはない。
スパーズはすでに、バイエルンからの獲得オファーを2度拒否しており、最新のオファーは約7000万ポンド＋出来高の価値があるとされているが、クラブの会長を務めるダニエル・レヴィは、まだケインに売却の可能性があるかどうかを明かしていない。適切な価格のオファーでなければ、この夏は間違いなくどこにも行かないだろう。
ケインの立場は、現在はスパーズの選手であり、新シーズンを楽しみにしているというものだ。 したがって、バイエルンからの提案に耳を傾けることに興味があるにもかかわらず、2年前のように移籍を求めることはないだろう。
ケインは2021年夏にマンチェスター・シティに加入することを切望していたが、プレシーズンのトレーニングに予定通りに帰ってこず、その後のシーズン開幕戦となったペップ・グアルディオラ率いるシティに1-0で勝利した試合を欠場した。その時とは対照的に、今回はレヴィとクラブに自分の運命を委ねることになる。
来年の夏にフリーで退団することになったとしても、前向きな気持ちで退団するというケインの決意は、チェルシーからのいかなるアプローチも拒否する用意があることも意味する。
ブルーズが元スパーズのマウリシオ・ポチェッティーノをヘッドコーチに任命して以来、ケインがロンドンのライバルに加わるのではないかという憶測が高まっており、ケインはチェルシーのトレーニング・センターからわずか24マイル離れたサリーに新居の建設を依頼したとされている。
