トッテナム・ホットスパーとの契約が最終年を迎えているハリー・ケインは、この夏のバイエルン・ミュンヘンへの移籍が大きく噂されている。
football.london/Alasdair Gold & Rob Guest
ハリー・ケインはこの夏の間はトッテナムと新たな契約を結ばないが、クラブに残留し、クラブがアンジ・ポステコグルーのもとで進歩を遂げているのであれば、契約延長も選択肢の一つであるとfootball.londonは理解している。
現在、トッテナム・ホットスパーとの契約の最終年を迎えている29歳のケインの将来は、高額移籍金での退団に関するさまざまな憶測が飛び交う中、この夏ずっとメディアの見出しを独占してきた。以前はマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードの噂もあったが、中でもバイエルン・ミュンヘンはイングランド代表キャプテンの補強について非常に積極的だ。
ドイツの巨人はスパーズのダニエル・レヴィ会長に、来夏にフリーで退団するリスクがあるにもかかわらず、ケインを獲得するためにかなりの移籍金を提示しなければならないだろう。トッテナムはアカデミー出身の主力選手を失うことを望んでいないだろうし、新たな契約延長に結びつけることを望んでいるだろう。
クラブはケインと話し合う機会を設けたが、ストライカーは当然のことながら、この移籍マーケットの動向と、そしてトッテナムに残る場合にこれから数ヶ月で何が起こるのかを見守っている。ケインは、他クラブからのオファーがクラブに受け入れられればこの夏に移籍するつもりだが、クラブに移籍を強いることはなく、2024年の夏にフリーで退団するか、ポステコグルー体制が成功し、常々明かしていた野心、つまりスパーズでトロフィーを獲得できると感じれば新契約にサインするという3つの選択肢すべてにオープンだ。
過去10日間ほどの記者会見でケインの将来について何度か質問され、ウェストハムとのプレシーズン親善試合で敗れた翌朝、パースで行われたOn the Sofa with AngeのQ&Aイベントに参加していたポステコグルーは、シーズンが開幕した後もケインがトッテナムの最前線に立ち続けているかと質問された。
この質問にスパーズの監督は笑顔で答えた。
「もちろんそう願っているよ」
「繰り返しになるが、この仕事をやっていると、目の前にある確実なことに対処しなければならないという学びがある。なぜなら、あれが起こったらどうなるか、これが起こったらどうなるかを考え始めると、いつでもたくさんのことが浮かんできて、最も重要なことへの集中力を失ってしまうからだ」
