ポステコグルーは、さまざまなスタッフから「非常に強力なコミュニケーター」と評され、また別のスタッフからは「礼儀正しく、フレンドリーで、失礼のないように要点をストレートに伝える」と評されている。
元セルティックの指揮官は、エンフィールドにある複合トレーニング施設内ではすでに、マイクロ・マネジャーになることに興味がなく、むしろ人々の役割と責任を理解し、彼らに主体性を持って仕事をさせるタイプのリーダーだと伝わっている。
今のところ、彼の仕事の多くは、クラブ・キャプテンのウーゴ・ロリス、イヴ・ビスマ、エリック・ダイアー、ペドロ・ポロ、エメルソン・ロイヤル、タンギ・エンドンベレ、ジェド・スペンス、ブライアン・ヒル、ライアン・セセニョン、セルヒオ・レギロン、フレイザー・フォースター、ジャフェト・タンガンガ、アルフィー・デヴァイン、デイン・スカーレット、トロイ・パロット、ハーヴェイ・ホワイト、ブランドン・オースティン、アルフィー・ホワイトマンら、現在、プレー可能な選手たちとのトレニング・グラウンドで行われている。負傷していたロドリゴ・ベンタンクールもリハビリの一環としてトレーニング施設に戻っている。
ポステコグルーは先週木曜日にU-21スパーズの選手たちがプレシーズンに戻ってきたことを受け、そのうちの何人かをトップチームの練習に参加させ、アカデミーとの明確な対話を開始した。これは今後数ヶ月から数シーズンにかけて、若く優秀な才能がトップチームへの道を開かせるためだろう。
ハリー・ケイン、ソン・フンミン、クリスティアン・ロメロ、そして新加入のジェームズ・マディソンら、ポステコグルーが率いる代表戦を戦った選手たちは、最後の試合から21日間の休養を経てクラブに今週中に戻り、7月14日のパースへの出発、そしてオーストラリア、タイ、シンガポールへの遠征に向かう。
昨シーズン、ウディネーゼにローン移籍していたデスティニー・ウドギは、イタリアがU-21ヨーロッパ選手権のグループステージで敗退したため、つい最近、代表合宿を外れたばかりだが、この左サイドバックは、スパーズがプレシーズンのツアーが出発する前に、ポステコグルーのもとで指導を仰ぐべく、休暇を短縮することを決断する見込みだ。
オリヴァー・スキップはイングランド代表として準決勝まで勝ち進んでいるが、新指揮官に早く印象を与えるために、休暇を数日短縮することを選ぶかもしれない。
ソンは韓国からオーストラリアへ直行する可能性もあるようだが、最終的な決断はまだ下していない。土曜日に31歳になるソンは、もしもいったんロンドンに戻るとなると、数日間の間に韓国とロンドン、そしてロンドンとオーストラリアの長距離フライトを2度も経験することになる。
スパーズは、ポステコグルーがクラブに与えたポジティブな第一印象が、チームのスター選手たちが戻ってきたときにも、そしてトッテナムの新指揮官を大歓迎することが予想されるオーストラリアでも続くことを願っていることだろう。