トレーニング・セッションは「明るく」「朗らか」で、いくつかのドリルや、アカデミー選手も参加するフルサイドの試合を少なくとも1回こなすなど、非常に明確な構成になっているという。
シニア・アシスタントコーチのクリス・デイヴィス、アシスタントコーチのライアン・メイソン、マット・ウェルズ、マイル・ジェディナク、GKコーチのロブ・バーチに対してポステコグルーはすでに選手たちに何を伝えてほしいかをしっかりと説明し、それを伝えるためにコーチたちが選択した方法を自主的に実行させている。
ヘッドコーチはトレーニング・セッションの最中に端々をうろつき回り、選手たちの反応や学び方から、コーチ陣が自分のこだわりを伝える方法まで、あらゆることを観察し、分析する。選手たちは時にグループに分かれ、コーチたちは特定の選手たちに対してより集中的な指導を個別に担当する。
ポステコグルーによって編成された新しいコーチング・チームは、いくつかのセッションに参加した後に「素晴らしい」とfootball.londonに明かしてくれた。若くハングリーなコーチたちは、このオーストラリア人のもとでどのようなプレーをしたら良いのかについて共通の視点を持っている。
今週、ヘッドコーチは次のように語っていた。
「このメンバーには本当に満足している。私は新しい人たちと仕事をするのが好きで、それは私を興奮させ、人間として挑戦させてくれる。聡明で若い人たちだ…どうやら私は少し年を取ってきたようだと言われたから、若い人たちに囲まれているんだよ!でも、もっと重要なのは、本当に聡明で、才能があり、野心的な奴らだってことさ」
ポステコグルーは、コーチング・スタッフがセッションを担当するのを遠くから見守り、必要なときだけ時折口を挟む。彼が声をかける時、その大半は選手たちのグループに向けられる。
ポステコグルーに感心しているのはトレーニング・グラウンドのスタッフだけでない。彼はクラブ内のさまざまな部署にすぐさま自分の存在を知らしめ、このクラブの全員が同じ方向を向くように仕向けたからだ。