クリスタルパレス戦で衝撃の復帰戦を飾り、さらにこれまでとは異なる2つの役割をこなしたエメルソン・ロイヤルが、試合前のライアン・メイソンとの会話についてコメントした。
エメルソン・ロイヤルは土曜日にトッテナムの先発メンバーに復帰し、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたクリスタルパレス戦での1-0の勝利において重要な役割を果たした。
エメルソン・ロイヤルは、ライアン・メイソン率いるトッテナムにおいて、フォーメーションを変更して新しい役割を担うことになり、とても快適にプレーできていると語った。アントニオ・コンテとクリスティアン・ステッリーニのもとで、ここ18ヶ月間は3-4-3のシステムで戦ってきたが、ヘッドコーチ代行を務めるメイソンはクリスタルパレス戦でその布陣を少しいじってきた。
ボールを保持していない4-4-2でコンパクトに保ちイーグルスを苛立たせ、ボールを持っているときは3-4-3に変更するシステムを採用。そこでエメルソン・ロイヤルはチームが守勢に回った時は右サイドバック、そしてチームが攻勢に出た時は3バックの右で起用された。
これまで右サイドバックとしてキャリアを積んできたエメルソンは、スパーズに来てからコンテのもとでの右ウイングバックの役割に苦戦を強いられたが、メイソンのこの大抜擢は24歳のブラジル人にとって大きなメリットを生むこととなった。
「イエス、僕にとってはとても良かったよ。このポジションでプレーすることに慣れているからね」
「でも、ボールを持っているときは、右のセンターバックとしてより内側にポジショニングするんだ。後方からどうプレーしたらいいかはわかっているし、そのポジションは難しくないよ」
「僕はこのポジションでもこなせるし、代表でもこのようなプレーしてきたんだ。このフォーメーションでとてもプレーしやすいし、僕らはこれでいい戦果を残せると思うよ」
3月末に膝の手術を受けた後、回復に努めていたエメルソンの復帰は、先発メンバーが発表された際にちょっとしたサプライズとなった。クリスタルパレス戦の前にメイソンがトッテナムの選手たちに告げたことについて問われたディフェンダーは、試合の前日にメイソンが自分のところに来て、先発出場できる状態かどうか尋ねたことを明かした。
「ライアンは僕たちを大いに助けてくれる存在なんだ。彼は監督としては若いけど、ドレッシングルームのことをよく知っているし、フットボールをやっていたから、選手とどう接すればいいかを知っていて、僕らに大きな自信を与えてくれるんだ」
「昨日(試合前日)、彼は僕に話しかけてきて、試合に出られるかどうか聞いてきたので、僕はチームのために何でもすると答えたよ。もし、彼がこの試合で僕を先発させるつもりなら、僕はその期待に応えるってね」