新監督探しに動くスパーズはファビオ・パラティチの後任をクラブ内昇格させずに新たな外部からの採用を目指す

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パラティチは、イタリアでの控訴審の結果、30ヶ月のフットボール活動の停止処分が濃厚となり、スパーズのフットボール担当マネージング・ディレクターを辞めた。

Evening Standard/Dan Kilpatrick

30ヶ月のフットボール活動停止処分に対する控訴審が退けられたファビオ・パラティチがトッテナムのフットボール担当マネージング・ディレクターを退任することになり、クラブをさらなる混乱に陥れた。

パラティチの控訴審は、水曜日にイタリア・オリンピック委員会のイタリア最高スポーツ裁判所で審理され、一連の判決の一部として彼の控訴が却下された。

パラティチの退任により、クラブはテクニカル・ディレクターとヘッドコーチを失うことになり、これまでダニエル・レヴィ会長はアントニオ・コンテの後継者探しをパラティチに一任していたため、これから2つの後任人事を指揮することになった。

クラブは、パラティチの後任として外部から適任者を選ぼうと考えており、その候補者は、シティ・フットボール・グループを退任し、ガーデニング休暇が終了する7月1日にクラブに着任する予定の次期チーフ・フットボール・オフィサー、スコット・マンの直属となる予定である。

理想的には、パラティチの後任となる人物が次期監督探しの主導権を握ることだが、チェルシーも同じタイミングで監督探しに動いており、さらに他の欧州の有力クラブが夏に変化を求めて動き出すことが予想されるため、その動きを遅らせたくはないようだ。

パラティチのフットボール活動の停止とクラブの退団は、スパーズがハリー・ケインにクラブに残るよう説得し、夏にチーム戦力の大改革を行う準備をしているタイミングで起こってしまった。今シーズンは、コンテのもとで不甲斐ないパフォーマンスを露呈し、さらに彼のアシスタントで、シーズン終了まで監督代行を務めるクリスティアン・ステッリーニもまたほぼ期待外れの成績となっている。

パラティチの退団によって、クラブの次期監督探しにどのような影響が出るかは不明だが、レヴィは今後、このイタリア人の推薦した人物を継続して追いかけるか、方針を転換するかを決めなければならない。クラブは、スペイン代表の指揮を執っていたルイス・エンリケとの会談を計画しているが、エンリケはパラティチが高く評価していた監督候補である。

元バイエルン・ミュンヘンのユリアン・ナーゲルスマン、フェイエノールトのアルネ・スロット、バーンリーのヴァンサン・コンパニなどが、クラブが興味を示している監督となっている。

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