ダニエル・レヴィ会長が複数の買収候補者と交渉し、その選択肢を検討に

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完全なクラブ売却か、はたまた少数株主の出資を受け入れるか、それとも一切の取引は無しか…。すべての選択肢を検討する中で、会長職には残留を模索。

Evening Standard/Dan Kilpatrick

トッテナムのダニエル・レヴィ会長とオーナーのジョー・ルイスは、完全なクラブの売却に関するオファーに耳を傾けるか、少数株主の出資を受け入れるか、これまで通りにクラブの支配権を維持するかについて、決めかねていると見られている。

クラブの買収騒動で騒がしいBIG 6のクラブだが、スパーズも同様に「クラブを売出中」であるかもしれないという憶測が流れている。先日はイラン系アメリカ人の億万長者、ジャーム・ナジャフィから35億ポンドの買収オファーが計画されていると報じられ、さらにそれ以前からパリ・サンジェルマンのカタール人オーナーも少数株主を出資するとの記事が出ていた。

レヴィは、ここ数ヶ月で買収や出資の候補となる個人・団体との会談をしているようだ。スパーズは買収の噂を否定し、現オーナーがクラブに完全にコミットしていると主張しているが、会談をもった投資家たちは、レヴィやルイスが商談に前向きであるように感じているようだ。

Standard Sportは、買収や出資があった場合でも会長職を継続してクラブに留まりたい意向であるレヴィとルイスは、まだクラブへの買収オファーにどれほど真剣に耳を傾けるかを決定しておらず、さらには少数株主の出資や一切のオファーを断るかどうかも決めていないと言われている。

現段階では、レヴィとルイスが方針を決めるまですべての交渉が手探り状態であり、いずれも本格化することはないと言われている。

バハマ在住の大富豪ルイスが株の過半数を所有し、レヴィが経営するENICは、2001年に2190万ポンドでクラブの所有権の26%を購入し、現在は86.6%の株を所有している。少数株主を求める投資家は、ENICがクラブの支配権を維持したまま資本を調達することを可能にするが、一方でレヴィとルイスが将来的に完全にクラブを売却することが難しくなる可能性がある.

レヴィは先月、PSGとカタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)の会長を務めるナーセル・アルヘライフィとロンドンで少数株主の出資について話し合ったようだが、クラブはこの会談が行われたことを否定している。

QSIのスパーズへの投資への関心は、シェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニがマンチェスター・ユナイテッドの買収に成功しても揺るがないだろう。

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