トッテナムが日曜日に勝利すれば、ロンドンの反対側に本拠地を置く夏と冬に巨額の資金を費やたライバルとの間に14ポイントの差が開くことになるが、ステッリーニは最近の両者の試合がノースロンドンのクラブにとっていかに難しいものであったかをよく理解している。
「我々がここに来てから、チェルシーとの試合ではいつも我々が大いに苦しめられたことをよく分かっている。だから我々はそれを変えなければいけないし、今回の90分間はより熾烈なものになるだろう」
「自分たちのやり方、より良い戦い方、そして我々が目指すことを考えなければいけない。相手にできること、できないことを考えるのではなく、自分たちのことを考えなければならないんだよ」
「チェルシーのようなチームは状況を好転させることができるし、ここから何試合も続けて勝つことだってできる。だが我々は自分たちの試合のことを考えるんだ。彼らとの勝ち点差ではなくね」
コンテは今週末も遠くから試合を見守る予定だが、ステッリーニはコンテと日中に3回、そして夜中にもコンテと話すと明かした。
「もし、疑問があれば、彼に電話をしなければならない。もし、彼が私に何か言いたいことがあれば、私に電話をかけてくるだろう。我々は考えを共有しなければならないからね。我々がトレーニングを指導し、我々はチームのプレーに関するアイデアを欲している。アイデアが浮かんだらすぐに電話をしないと、アントニオの考えを確認する時間がなくなってしまうんだ」
「だから日中たくさん話している。ライアン（・メイソン）もアントニオと話すことができるし、ジャンルカ（・コンテ）も話すことができる。みんな彼と話しているよ。我々はチームであり、スタッフ全員がチームとなってたくさん働いているんだ」
「我々はウェストハムとの試合の後、1時間で総括を終えた。そこから次を考えているんだ。あのような試合を繰り返すことができれば、アントニオも誇りに思ってくれるだろう。ウェストハムとチェルシーは違うタイプのチームだから試合内容は異なるだろうが、試合中の振る舞いやペースは同じようにしなければならない。これが重要なんだよ」
エメルソン・ロイヤルはここ数週間で変貌を遂げた選手だ。この24歳のブラジル人は、11月のリーズ戦で退場したときはファンからの皮肉な歓声に包まれ、他の試合で出場するとブーイングを浴びていたが、最近ではマン・オブ・ザ・マッチを獲得し、一部のファンの間では次第にカルト的な人気を博している。
