夏にミドルズブラからスパーズに移籍して以来、アントニオ・コンテのもとで6試合の出場にとどまっているジェド・スペンスは、今月中にトッテナムを離れることになりそうだ。
Football London/Alasdair Gold&Rob Guest
レスター・シティとブレントフォードが獲得に興味を示しているジェド・スペンスの移籍に、トッテナムは青信号を灯らせているとfootball.londonが理解している。しかし、この時点でスパーズは、完全移籍や買取オプションを付けてのローン移籍は拒否している。
ノッティンガム・フォレストにローンで在籍していた昨シーズンの活躍によって、チャンピオンシップのミドルスブラから夏にスパーズに加入したU-21イングランド代表は、加入当初、スパーズが待望していた右ウイングバックをアップグレードできるとみられていた。
しかし、スペンスがトッテナムで出場したのは2022-23シーズンで6試合だけで、スペンスはまだスパーズの公式戦で先発したことがなく、アントニオ・コンテが彼に与えた出場機会は、すべてベンチからの限られた時間であった。
プレミアリーグでは、アーセナル戦、マンシティ戦、フラム戦と、この3試合でスペンスをベンチ入りメンバーから外れていた。スペンスは、マット・ドハティとエメルソン・ロイヤルの2人が右ウイングバックのレギュラーの座を争う姿を見守るしかなかった。
残り1週間を切ったこの冬の移籍マーケットで、スペンスは今シーズンの残り期間をレギュラーとしてプレーするようにトッテナムからのローン移籍に向かうことになる。レスターとブレントフォードからの関心と同様に、サウサンプトン、クリスタルパレス、さらにはドイツのバイエル・レバークーゼンもこの才能ある若手の補強に熱心である。
スポルティングCPのペドロ・ポロを獲得した場合にトッテナムが4人の右ウイングバックを抱えることになるため、スペンスのローンに土壇場で買取オプションを付けることになる可能性があるかもしれない。しかし、スペンスを獲得してからたったの6ヶ月で売却することは、現時点ではありえないと見られている。
なお、ビジャレアルのアタッカー、アルノー・ダンジュマは、エバートンへの移籍がほぼ決定していたものの、劇的なハイジャック劇によって、この冬で初のトッテナムの新戦力となりそうである。