ドハティは、左サイドからのボールをエリア手前中央の位置で胸で受け止め、まさにコンテのウイングバックとしての象徴的なプレーを見せている。そのプレーが後半にはケインの2ゴール目に繋がった。
ドハティは水曜日の夜のセルハースト・パークでの試合の後に語った。
「僕はこのクラブにいるのが大好きだし、できる限り貢献したいんだ」
「トッテナムは巨大なクラブであり、このような夜にアウェイで4-0の勝利を収め、ゴールとクリーンシートで貢献できたけど、そのために僕らはここにいるんだよ。僕らはそのために試合を戦いたいんだ」
また、パレス戦でのゴールについて。
「あの左足(のシュート)はウォームアップで練習してたんだ。何本かシュートを打ったけど、左足で2本ほどファーに流し込んでいた。前半は多くのスペースがあったが、風があったので、常にボールをスイッチするのは難しかった」
「後半は風も弱まり、ボールを出すのが楽になった。幸運なことに、キーパーが少し手を出したけど、ボールはゴールに入ってくれたんだ」
コンテは、ドハティだけに頼ることはできないと分かっているだろうし、ジェド・スペンスを2番手としてまだ信頼していないようだ。
トッテナムは、昨年1月にベンタンクールとクルゼフスキというシーズンを決定づける2人の選手を獲得したように、今月もうまく補強をする必要がある。
アーセナルとマンチェスター・シティとの試合を控え、さらにその先にはフラムへの遠征と、プレミアリーグでの厳しい戦いが続く中、コンテは移籍マーケットでの失敗は許されないと語っている。
トップ4の下にはリバプールやチェルシーがひしめく中、トッテナムはチャンピオンズリーグ出場権争いから脱落しないよう、ここで大きな結果を残さなければならない。
この難しいスタジアムでの4-0の勝利は、コンテとトッテナムにとって完璧なタイミングでやってきたが、今後の厳しい戦いに向けて、何よりこの勝利で得た勢いを生かす必要がある。
