水曜夜のプレミアリーグ、セルハースト・パークでのクリスタル・パレス戦に4-0で勝利したトッテナム・ホットスパーのトピックは以下の通りだ。
Football London/Alasdair Gold
解けた呪い
ついに「先制ゴールを献上してしまう呪い」が解け、スパーズの選手たちは安堵し、数日前までは相手ゴールに迫れるとすら思えなかったスパーズの選手たちが、その重かった門がこじ開けたようにも見えた。
前半の立ち上がり、常に厳しいピッチであるセルハースト・パークで明るいスタートを切ったものの、前半の終盤の20分ほどはスパーズにとって厳しい時間帯となり、パレスの猛攻を凌ぎ切るために断固としたディフェンスを強いられるという、複雑な展開となった。
アントニオ・コンテはハーフタイムにスパーズの選手たちに、より冷酷になるよう指示し、そこから2度ネットを揺らしたハリー・ケインは、プレミアリーグで300試合に出場した選手の中で誰よりもゴールを多く記録することになった。マット・ドハティは、シーズン半ばの親善試合での連戦ゴールを記録した後、この公式戦でも重要なゴールを決め、さらに重要なことに、ソン・フンミンは10月初旬以来となるゴールを記録したのだ。
試合後にドハティはSPURSPLAYでインタビューに応じている。
「とても重要だったんだ。(ワールドカップによる)中断の後、僕らはなかなか厳しいスタートになったと誰もが感じているだろう」
「ブレントフォード戦の後半はいいプレーができていたと思うし、ヴィラ戦はあまり良くなかったし、今日の(パレス戦の)前半も厳しい時間帯があったと思う」
「後半は本来の僕らのフットボールで、屈強なディフェンス、前方へのボール供給、ボールを持ってのダイナミックなプレー、オフ・ザ・ボールで飛び出す選手、前線への高いポジショニングができた。完璧な夜だったよ」
元旦にホームでアストンヴィラに惨敗して以来、コンテはチームと細かい部分まで話し合ってきたと、ドハティは説明した。
「僕らは腰を据えて(ヴィラとの)試合を見直したんだ。試合と試合の間にあまり時間がなかっけど、あの試合を見て、何が必要だったかを考えたんだよ。ヴィラ戦では、自分たちの姿勢や努力は良かったと思うし、ただ、技術的な面やファイナル・サードを整理し直す必要があった」
「もう少しダイナミックに、もう少しクリエイティブにやろうってことになったんだ。前半はそうじゃなかったけど、後半は良くなったし、特に先にゴールを決めることができるとこうなるんだろうね。みんな自信に満ち溢れているように見えたよ。相手が前に出てくるようになれば、僕らにはそこからカウンターを繰り出して破壊的な攻撃力を発揮することができるんだよ」
「昨シーズンの終わり頃には、多くのチームに対して僕らが先制ゴールを決めて、相手を圧倒していたと思う。僕らが先制ゴールを取れば相手にしてみたら勝つのが難しいチームだということだよ。10試合連続で先制点を奪われるようなことが途絶えたのは嬉しいし、これからは10試合連続で先制点を奪えるようにしたいね」