アルノー・ダンジュマのトッテナムへの移籍の成功の鍵はアントニオ・コンテが愛するクオリティにあり

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アルノー・ダンジュマは、トッテナムの1月の移籍マーケットでの最初の補強となる。エバートンへの移籍が濃厚だったのが、最終局面で移籍先を変更することになった。

Football London/Rob Guest

ビジャレアルから移籍してきたアルノー・ダンジュマは、シーズンが終わる5月にトッテナムが野望を達成するために大きく貢献することになるだろう。今月の移籍マーケットでは、シーズンの折り返しからラストスパートに向けて、チーム戦力に活力を与えるために新戦力を補強する必要があったにもかかわらず、非常に静かまま進んでいった。しかし、スパーズは才能あるオランダ人の獲得でエバートンを出し抜き、ついにその動きを開始したのだ。

トフィーズへのローン契約を締結し、メディカル検査、お披露目の準備としてのメディア対応、そしてマージーサイドでの全ての手続きを完了と伝えられていた。しかし、火曜日に劇的なUターンが起こり、トッテナムがプレミアリーグで苦戦するエバートンに大打撃を与えることになった。これからダンジュマは、アントニオ・コンテに残りのシーズンのためのさらなる攻撃のオプションとなる。

2020/21シーズン、チャンピオンシップを戦ったボーンマスで17ゴールを挙げて大きな注目を集めたダンジュマだが、チェリーズがプレミアリーグへの昇格を果たせなかったこともあって、2021年8月にビジャレアルへ巨額の移籍金で移籍した。ラゴス出身のアタッカーは、イエローサブマリンでのデビュー・シーズンもゴールを量産し、34試合に出場して16ゴール、4アシストと大きく貢献した。

そのうち6ゴールはチャンピオンズリーグでのもので、決勝トーナメントのユベントス戦とバイエルン・ミュンヘン戦でもゴールを決め、そのおかげもあってビジャレアルは準決勝まで勝ち進むことができた。今シーズンは開幕から1ヶ月を棒に振ったにもかかわらず、ダンジュマはスペインのクラブで6ゴールをマークし、そしてこの冬に移籍期限を前にイングランドへの復帰を決めた。

彼のチャンピオンズリーグでの経験、多才さ、そしてゴール前での能力は、シーズンの最後の数ヶ月間に臨むトッテナムにとって非常に有益であり、この獲得はクラブにとって非常に抜け目のないものであるように見える。彼のもう一つの特徴は、成功への欲望と可能な限りベストを尽くそうという姿勢であり、これらは間違いなくコンテが高く評価するところであろう。

4月に行われたチャンピオンズリーグ・セミファイナルのリバプール戦を前に、元ボーンマスのダンジュマはピッチを離れて過ごす時間をどのように使っているかについて質問を受け、自分専用のパーソナル・トレーナー、パーソナル栄養士、そしてストライカー・コーチをつけて、自分が最高の状態に仕上げるように努めていると答えた。

「プレミアリーグでは怪我に悩まされたけど、トップ・プレーヤーがピッチ中や外で何をすべきなのか、多くのことを学んだよ」

「僕はたくさんのビデオ・クリップを見るんだ。監督ともよく話すし、僕には専属のトレーナーや栄養士、ストライカー・コーチがいて、トレーニング後に何時間も映像を見たりして、毎日一緒に取り組んでいるんだよ。ビジャレアルのストライカー・コーチであるアントニオ・ロドリゲスともトレーニングの後に一緒に過ごしているね。すべて自分の個人の時間だよ」

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