アントニオ・コンテ:フラム戦を控えての記者会見

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マンチェスター・シティ戦の後半はとんでもないことになってしまいましたが、その後どのようにフラムに照準を合わせますか?

フラム戦では、前半を意識して試合を組み立てなくてはならないね。そして後半は、ポジティブな部分とネガティブな部分の両方を考慮しなければならない。昨夜の試合の後半も見直したが、相手は4度のシュートを打って、4つのゴールを決めている。相手がゲームを支配したわけでもなく、我々がビハインドを負って苦しみ、相手にチャンスを与えてしまったわけだ。昨日の試合は、本当に、バランスが良かった。2-2になったとき、3-2にする大きな大きなチャンスがあったし、違う結果もあり得たと思う。

この状況を分析しなければならない。この2試合は、1位と2位を相手にした試合だった。いい結果を出せるということを見せれたというのが私の意見だが、同時改善しなければならないことも多く、そうでなければ2試合とも負けることはないだろう。アーセナル戦は、最終的には2-0で負けたが、ピッチ上でベストプレーヤーだったのは相手のゴールキーパーだった。

確かに相手が我々に困難を突きつけたが、監督もラッキーだったと言っていたが、これではトップチームと見なされるのに十分だとは言えない。この2試合の状況をポジティブにとらえつつ、昨シーズンのような勢いをもう一度見つけなければならない。

今シーズンの我々は、とある理由か、また別の理由から、何かを失ってしまったのかもしれない。トッテナムのようなチームが、ここ10試合(のリーグ戦)で21ゴールも失点をしてしまっているのだから、何かを失っているんだ。このような状況は、この順位を目指していて競争力を高めようとするクラブにはあってはならないことだ。

スパーズ・ファンはチームの進歩に疑問を抱いていますが、チームはまだ3つの大会を戦っており、今シーズンもプレミアリーグでトップ4に入る可能性があるので、進歩しているのでしょうか?

進歩とは、私が見ているもの、そしてチームが生み出すものに対する評価だよ。あるレベルから始めて、次に取り組みを始めるというプロセスにおいて、その進歩は結果だけに左右されるものではないんだ。フットボールでよく知られているように、決勝戦では結果を見に行くわけだが、そこではいいプレーをしても、悪いプレーをしても、残るのは結果だ。監督としては、結果は重要だが、同時に、強いチームになりたいのであれば、結果を出す可能性があることを毎試合示さなければならないと思っている。

今シーズンは、何度も浮き沈みを繰り返し、トップ6との対戦では一度も勝てなかった。チェルシーを除けば、すべての試合で負けている。このことを理解し、進歩を続け、結果も改善することが我々の目標だ。それでも、進歩は最終的な結果には左右されないんだ。選手たちが個性を持ってプレーし、ボールを保持し、チャンスを作り、力強く攻め、プレスをかけ、デュエルで相手に勝つという意志と願望を持って試合を始めることができれば、進歩は見られるものだ。そうすれば、監督も進歩がわかるよ。

このような進歩があれば、おそらく良い結果が得られると思うが、それでも私はチームが進歩していると言っている。降格圏で戦うチームが10試合で21失点するのはよくあることだが、我々はチームのバランスを見出さなければならない。ポジティブな状況をさらに改善し続け、シーズンを好転させるために、特に、簡単にゴールを許してしまうような状況を改善し、この時期に少なくとも毎試合2ゴールを決め、この状況をポジティブに変えていかなければならないんだ。

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