アントニオ・コンテの守備を改革するためにファビオ・パラティチを後押しする6400万ポンドの売却益の作り方

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Football London/Rob Guest

トッテナムは1月の移籍マーケットで再び慌ただしく動き回ることが予想され、これから2023年の始まりに向けて補強や放出の話題が賑わってくるだろう。

およそ1年前の2022年の1月にファビオ・パラティチがチーム戦力に革命をもたらしたこともあって、この次の1月の移籍マーケットでもトッテナムに再び多くの期待が寄せられることになるだろう。当時、なかなか勝ち星に恵まれないチームの運命を覆すため、新戦力を切実に必要としていたパラティチは、古巣であるユベントスからロドリゴ・ベンタンクールとデヤン・クルゼフスキの獲得に成功した。

この2人の新戦力はすぐにトッテナムのレベルアップに貢献し、この一年、補強の成果を上げ続けている。この2つの補強とそれによるチームへの貢献を上回るほどの成果を出すのは非常に困難であろうが、パラティチは2023年にアントニオ・コンテのチーム戦力を改善するために大きな仕事を担う。

スパーズは冬の移籍マーケットで補強によってチーム戦力の強化を狙うポジションの一つは、ワールドカップによる中断の前に、プレミアリーグの試合で何度も問題を露呈していたディフェンス・ラインだ。トッテナムが次のレベルに到達するためにディフェンスの補強を行うのであれば、現有戦力がクラブを去ることになる可能性がある。

今回は、どのディフェンダーに放出の可能性があり、その売却によってどの程度の移籍金が得られるかを考察する。

エメルソン・ロイヤル

エメルソンはシーズンを通してコンテのチームのレギュラーとして活躍してきたが、攻撃面では苦戦し続けており、ファイナルサードで貢献することはほとんどなかった。全公式戦で18試合に出場し、記録したゴールへの貢献は、1つのアシストのみである。トッテナムがコンテのシステムを成功させるためには、ウイングバックのポジションは攻撃面でより多くの成果を上げる必要がある。

マット・ドハティがプレー機会をあまり得られていないため、このポジションを補強するのであれば放出候補となりうるが、このアイルランド代表ディフェンダーはその年齢によって大した移籍金を望むことはできない。CIES Football Observatory(スポーツ国際研究センターのフットボール研究所)はエメルソンを3400万ポンド、ドハティを500万ポンドと評価しており、より高額なエメルソンを売却して新戦力の補強費に充てるとの見方もあるだろう。

トッテナムは、アトレティコ・マドリード、インテル・ミラノ、ユベントスなどが過去にエメルソン二関心を持っていると噂になっており、放出を決断した場合にその移籍先に困ることはなさそうだ。

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