ロリスはケインに最初のPKを決められたが、2本目のPKはバーを越えてスタンドに飛び、ロリスの守備が試されることはなかった。
ディディエ・デシャンの率いる世界王者フランスは、水曜日の夜、この大会でサプライズを連発しているモロッコを相手に、優勝候補筆頭としてイングランドと戦ったのと同じアル・バイト・スタジアムに帰ってくる。
モロッコは、ここまでにベルギー、スペイン、ポルトガルを破り、大会史上初のアフリカ勢によるベスト4進出を果たした。
週末のイングランド戦でフランス代表として143試合目の出場を果たし、リリアン・テュラムを抜いて最多キャップ数を記録したロリスは、「アトラスの獅子」の前例のないパフォーマンスはすでに成功を意味すると感じているが、彼らがもっと先に進むことを望んでいると信じて疑わない。
35歳のロリスは語った。
「両チームとも失うものは多いと思うよ」
「これはワールドカップの準決勝で、決勝に進出するまたとないチャンスだからね」
「もちろんモロッコにとって、この大会のこのステージにいることはすでに成功だろうけど、僕を信じて欲しいのは、彼らはそれでも止まらないということだよ。彼らはまだまだ貪欲だろうし、モロッコの国で英雄としての凄みを増そうとしているだろう」
「僕らは、彼らとのワールドカップの準決勝だけを想定して準備している。相手がどこだろうと関係ないよ」
「最後に悔いが残らないように、気持ち、エネルギー、集中力、すべての力をこの試合に注ぎ込むだけだよ」
Hugo Lloris backs Harry Kane to recover from World Cup penalty miss
Defending champions France face Morocco for a place in Sunday’s final