コンテはリーズ戦での両選手の先発出場を望んでいるが、毎試合先発出場しているケインが土曜日に完全に休養を与えられる可能性は低そうだ。コンテはその選択を通じてクラブの経営陣にチーム戦力の不十分さをいくどとなく指摘してきた。確かにフォレスト戦でケインをフィールドに立たせる決断は、その顕著な例だっただろう。
イタリア人は明らかに1月の移籍マーケットでさらなる補強を進めたいと考えている。しかし、スパーズの攻撃陣がいならぶジュエリー・ボックスは実のところ充実している。フォレスト戦でようやくリシャルリソンとクルゼフスキが復帰していた一方で、ソン・フンミンとルーカス・モウラが負傷で欠場した。ケインは、そのジュエリー・ボックスの中央に置かれた王冠の宝石であり、イングランド代表のキャプテンを務める最高レベルのストライカーが万全の状態を取り戻すことの優先順位は高い。
サウスゲイト自身、そしてすべてのイングランド代表のサポーターは、スポーツ科学のレッドゾーンを参照して、このすべてのバランスが整うことを望むだろう。世界中のコンディショニング・コーチは、怪我の可能性を減らすために、選手のデータを精査している。そのレッドゾーンとは、ある期間中のプレーヤーの総合的な活動量が、選手を危険な状態に追い込むポイントである。
トッテナムのスポーツ科学の担当者は、この点を留意しているだろうし、ケインが安全範囲内であることを考慮する必要がある。スパーズはここでリスクを冒すことはないはずで、ワールドカップで栄光を目指すイングランドが本大会に挑む直前にケインは重い疲労を抱えているのが現状だ。
England alarm bells ringing over Kane fatigue as World Cup looms
Gareth Southgate’s stress levels will jump up a couple of notches when he digs into the detail of Harry Kane’s fatigue concerns.