スパーズ・ファンには信じがたきジオバニ・ロチェルソの不在がアルゼンチン代表に与える悪影響

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inews/Katherine Lucas

ロチェルソの負傷により、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督はサウジアラビア戦で戦術的な変更を余儀なくされ、彼が出場した際に生み出されるリオネル・メッシのプレーするスペースが塞がれてしまった。

土曜日にドーハでメキシコ戦に挑むアルゼンチンは、その試合を「ファイナル(決勝戦)」と表している。アルゼンチンはサウジアラビア戦の敗戦のショックにもめげず、ワールドカップ予選で彼らを支えたTodos Juntos(All Together/一致団結)のスローガンに象徴される組織としての強い決意がまだ残っている。

このスローガンは、ジオバニ・ロチェルソがハムストリングの肉離れでワールドカップ・カタール大会に出場できないという知らせを受けたとき、彼の写真を載せた横断幕にも登場した。当初26人いたメンバーのうち、ニコ・ゴンザレスとホアキン・コレアも離脱しなければならなかったが、トッテナムからローンでビジャレアルに移籍しているロチェルソだけはこのような特別な扱いを受けることになった。

ワールドカップ直前のUEAとの親善試合の前に掲げられた横断幕

リオネル・スカローニにとって、ロチェルソの手術はカタールでのワールドカップを戦うチームの危険性を集約したものだった。アルゼンチンの放送局『TyC Sports』のインタビューに応じたスカローニは「数的には替わりがいるが、フットボール的には替わりはいないよ」と語った。

「他にも能力を持った者はいるが、彼がこれまで我々チームで多くのものを与えてくれたことは明らかだ」

ロチェルソの不在は、開幕戦でFIFAランキング50位にも入っていないサウジアラビアに敗れたことですぐ大きな痛手と感じられた。ワールドカップの南米予選で4-3-3の左サイドを務めた彼の役割は、リオネル・メッシのためのスペースを作ることだった。サウジアラビア戦でスカローニはシステムを4-4-2に変更し、パプ・ゴメスがロングボールを放っていたがサウジアラビアのハイラインに常に阻まれ続けた。また、アンヘル・ディマリアも逆サイドからチャンスを作るには十分な状態ではなかった。

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