プレッシャーの真っ只中でも恐れを知らぬロドリゴ・ベンタンクールがトッテナムの鼓動を刻む

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ベンタンクールはそのようなタイプの選手ではなく、破壊的な選手でもない。実際、コンテはベンタンクールの中に現役時代の自分と同じような役割の選手を見ていると思う。大胆不敵で、エネルギーにあふれ、パス・レンジが広く、自画自賛するほどの闘争心を持ったミッドフィルダーだ。

最近の例では、マウリシオ・ポチェッティーノが率いたトッテナムで過小評価されている選手の一人、ムサ・デンベレを挙げることができるだろう。最大限のスピードと最小限のリスクでディフェンスから攻撃に転じる能力は、おそらく最近のトッテナムで最も目立つ欠点であり、ジオバニ・ロチェルソ、タンギー・エンドンベレ、ハリー・ウィンクスらが欠点を抱えている分野であった。

現在、プレミアリーグで3位につけているトッテナムにとって、このシーズンはとても不思議なもので、自分たちの崖っぷちでプレーし続けているチームのような印象を与えている。そしてある意味、この熱狂的で壊れやすいチームを支えているのは、ケインやホイヴィアよりも実はベンタンクールなのである。紙一重のギリギリのところで持ちこたえているが、どこを見ても小さな火種がある。なんとか持ちこたえているいくつかの側面が踵(きびす)を返すことで崩壊する、漠然とした不吉な匂いが漂っている。そして、このような状況こそ、ロドリゴ・ベンタンクールが最もワクワクできる環境なのである。

Fearless Rodrigo Bentancur keeps Tottenham ticking under pressure | Jonathan Liew
The Uruguay midfielder Rodrigo Bentancur has an all-round game of passing and pressing that has made him invaluable since signing from Juventus
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