イングランド・フットボール協会が「OneLove」のキャプテンマークへの警告の可能性についてFIFAに打診

この記事は約3分で読めます。

FA(イングランド・フットボール協会)は、ハリー・ケインが月曜日のイランとのワールドカップ初戦で「OneLove」のキャプテンマークを着用した場合の影響について、FIFAに説明を求めている。このキャプテンマークを着けた選手はキックオフ前にイエローカードが出される可能性があるという報道が出ている。

FAはこれまで、仮にFIFAからの罰金を受けることになっても、カタールでキャプテンのケインが「虹色」の反差別を訴えるキャプテンマークを着用する意向を示していた。

ヨーロッパの多くの国々は9月にFIFAに書簡を出し、2022年の残りの期間、包括性とLGBTQ+の権利を促進するアームバンドを着用する予定であることを示したが、FIFAはこれに応じなかった。

日曜、ドイツ誌『Bild』の報道によると、ドイツは、キャプテンのマヌエル・ノイアーがカタールでの試合開始前にFIFAの用具規則違反でイエローカードを提示される可能性があることを知り、この動きを再考しているとのことである。

国際トーナメントでは、2枚のイエローカードで1試合出場禁止となるため、もしFIFAが「OneLove」のキャプテンマークの着用に対し、試合前のイエローカードを提示するとなれば、イングランド代表のハリー・ケインはグループ最終戦のウェールズ戦とさらに準決勝を欠場する可能性がある。

ドーハのハリーファ国際競技場で行われるイランとのグループリーグ初戦の前夜となる日曜の夜に、ケインは次のように語っている。

「チームとして、スタッフとして、組織として、アームバンドをつけたいということは明確にしているよ」

「FAがFIFAと話し合っているのは知っているし、明日の試合の時間までには決定が下されると思う。僕らがこのアームバンドをつけたいという思いを明確にしたつもりだ」

イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督は次のようにコメントした。

「ハリーが言ったことに付け加えることは何もないよ。そういった話が出ているのは知っているし、ヨーロッパの多くの国が話題にしてきたことだが、我々の立場は明確にしてきたよ。試合の前にはすべてが決まることを願っている」

また、オランダ代表のキャプテン、フィルジル・ファンダイクは、もしイエローカードを受けことになるのならこのキャプテンマークをつけることを考え直さなければならないと次のように語った。

「明日(セネガル戦)はOne Loveのアームバンドをつけるよ。僕自身の思いは何も変わってない。もしイエローカードを受けることになるなら、話し合わないといけないね。イエローが出るならやりたくないよ」

今週、FIFAはワールドカップ用に独自のキャンプテンマークを発表し、そこには各ラウンドごとに異なるスローガンを掲げている。

当初、「OneLove」のキャンペーンを支持していたフランスは、その後撤回し、キャプテンのウーゴ・ロリスは、ワールドカップでFIFAの指定するキャプテンマークを着用する予定だ。

England seek FIFA talks amid threat of yellow card for OneLove armband
The FA are seeking urgent clarification from FIFA over the potential consequences of Harry Kane wearing the ‘OneLove’ armband in Monday’s World Cup opener again...
この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました