前半終了時点にファンからブーイングがありましたが、どう思いますか？
まず、どんなときでもファンに対して大きな敬意を示さなければならないと思う。彼らは我々のファンなのだからね。同時に、（あのブーイングが）『少し残念だったかと聞かれれば？』そうだろうね。
正直であることは、どんなときでも大切なことだ。私はシーズン当初から常に同じ状況を繰り返し、我々はまだプロセスを始めたばかりだと言っている。1年後には、かなり改善されていると思うよ。もし、我々がすでに勝つ準備ができていると思っている人がいたら、正直に言うと、それは本当に本当に、難しいことだと思っている。なぜなら、リバプールが良い例だが、何かを始めるときには、時間と忍耐が必要だからだ。この時間と忍耐を理解すれば問題はないだろう。それができなければ、情熱を失いかねないし、熱意も失いかねない。
繰り返すが、今のやり方以外に他の方法はないんだよ。そのため、私は本当に正直でありたいと思っている。ファンのためにトロフィーを獲得することは現時点では約束できない。なぜならまだその差は大きすぎるからだ。いずれ国内リーグでそれが実現すれば、超プラスになるだろうが、繰り返し言っているとおりそれまでに時間と忍耐を求め続けるのは、すでに勝つことに慣れていて、勝つための強いチーム戦力を持っている他のチームとは現状かけ離れているからだ。このことを一緒に理解できれば、良いことだと思うよ。
そうでなければ、誰もが勝ちたいと思っているだろうし、私も誰よりも勝ちたいと思っているが、それでも時間と忍耐が必要なんだ。誰もが我々には時間と忍耐が必要だと分かってくれればそれでいい。そうでなければ、今シーズンの取り組みを続けて、最後に何が起こるかを見てもらいたい。
ファンはデヤン・クルゼフスキの復帰を喜んでいましたが、あなたもそうだったのでしょうか？
ファンも喜んでいたが、私が一番に喜びんだよ。クルゼフスキは、多くの試合を逃し、モウラも多くの試合を逃した。リシャルリソンもたくさん欠場している。今度はソニーがいなくなった。トッテナムのようなクラブがこうした重要な選手をすべて失うとなると、他のクラブとは違ってくるんだ。
どのチームにも負傷者がいるという声を聞くが、それは事実だが、（その影響は）どの選手が負傷してるかによるのだろう。トッテナムは重要な選手をすべて失うわけにはいかない。私はそう思う。この状況を管理できているかと言われれば、できていると思うよ。
可能な限りベストな方法で状況を管理している。チャンピオンズリーグを（グループ）1位で終えたが、多くの人にとってそれは普通のことと受け止められている。でも、昨シーズンのカンファレンスリーグではグループリーグで敗退したんだよ。
我々は冷静に、トッテナムの状況を細かくよく評価し、1年前の状況と比較していく必要がある。我々には熱意と情熱を失うリスクがあるんだ。このポジションに留まるためには、プロジェクトがあり、ビジョンがあり、クラブは改善しようとする方法をよく理解しているが、我々全員が熱意を持たなければいけない。
なぜならもし私が情熱と熱意を見失ってしまったら、それでも我々は大いに努力をするだろうが、私にとっては情熱と熱意が原動力なんだ。これが必要なんだよ。私にとって、とてもとても重要なことなんだよ。
