Mailonline/Sami Mokbel
トッテナムはアントニオ・コンテの将来を確定すべく、来月(11月)にはコンテとの契約交渉を開始する意向のようだ。
スパーズは、今シーズン限りで契約が切れるアントニオ・コンテとワールドカップの開幕あたりで話し合いを始めることを目指しており、イタリア人監督に契約延長をオファーする準備を進めているようだ。
クラブはすでにコンテとの契約を12ヶ月延長するオプションを持っているが、トッテナムは現在の1300万ポンドの年俸の昇給を含む長期契約の締結を望んでいる。
しかし、スパーズはコンテとの新しい契約の締結を目指す一方で、数週間後にこの交渉の席に座るとき、まず1年の延長オプションを行使することについて議論する予定である。
昨年11月にトッテナム・ホットスパー・スタジアムにやってきて以来、コンテの影響力は絶大である。
昨シーズン序盤、ヌーノ・エスピリト・サントのもとでスパーズは平凡な状態に陥るかと思われたが、コンテは昨シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得にクラブを導き、チームの運勢を一変させたのである。
また、現時点でチャンピオンズリーグのグループリーグでも首位に立ち、ベスト16進出を目前にしている。スパーズは3月以降、全公式戦でわずか3試合しか負けていないのだ。
そして、夏の移籍マーケットでもコンテを後押ししたクラブは、この53歳の指揮官に巨額の新契約を提示し、大きなコミットメントを示す準備を進めている。
このイタリア人は、トッテナムのチーム戦力を大幅に改善するために、マネージング・ディレクターであるファビオ・パラティチと密接に連携していた。
コンテと同様に昨シーズンの初めにトッテナムのマネージング・ディレクターに就任して以来、多大な影響力をクラブ内で発揮しているパラティチだが、この2人は密接な協力関係を築いており、クラブにおける影響力は、ピッチの上で戦績の改善に向けて不可欠なものとなっている。
しかし、コンテが長期契約を結ぶには、国内およびヨーロッパのフットボール界で頂点に立つというクラブの野心に示して説得する必要がある。