Evening Standard/Dan Kilpatrick
アントニオ・コンテが、補強なしではプレミアリーグとチャンピオンズリーグの両方で競争力を発揮できないと明かしたことで、トッテナムは1月の移籍マーケットをめぐり、またしても資金捻出に動く必要に迫られている。
スパーズはチーム戦力により多くのクオリティをもたらすためにコンテを支援する準備ができているが、コンテ自身はチーム戦力のサイズには満足しているクラブを告げたようだ。
スパーズは夏にブライアン・ヒルとジャフェト・タンガンガのローンでの放出を拒否したコンテだが、それは適切な代役となる補強ができなかったからであり、逆に言えば、クラブは年明けの移籍マーケットで新戦力を補強する前にこの2人を放出しなければならない。
21歳のヒルと23歳のタンガンガは、共に今シーズンわずか17分しかプレーしておらず、余剰戦力となっている。一方、スパーズでまだ出場機会のない20歳のパペ・マタル・サールは、ローンでの移籍が許されることになりそうだ。
スパーズは、バレンシアが移籍マーケットで3度連続して冬の移籍マーケットでもヒルの獲得への興味を維持してくれることを望んでおり、タンガンガとサールにはイタリアに獲得を望むクラブがある。
また、コンテは夏に獲得したジェド・スペンスのローンでの放出についても決断を迫られるかもしれない。ジェドはまだスパーズの初先発の機会が与えられていないが、ここ数週間、コンテから激励のコメントが発せられている。
日曜日のニューカッスル戦での敗北の後に「奇跡を起こすことができなかった」と述べたコンテは、センターバックのタンガンガ、フォワードのヒル、そしてミッドフィルダーのサールと同ポジションの即戦力休の補強を望んでいる。
スパーズは昨年1月、コンテの古巣であるユベントスからデヤン・クルゼフスキとロドリゴ・ベンタンクールを獲得してチーム戦力を刷新したが、当時からミッドフィルダーのウェストン・マッケニーとマヌエル・ロカテッリにも関心を示していた。
また、インテル・ミラノのセンターバック、アレッサンドロ・バストーニにも興味を示している。