ケインの感動的なヴェントローネへの哀悼、ビスマの再犯 – ブライトン対トッテナムで起こった5つの出来事

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錆びついたドハティ

今シーズン、トッテナム・ファンは右ウイングバックの選手を入れ替えることを要求してきた。エメルソン・ロイヤルは守備に優れており、コンテのレギュラーに定着するための十分な働きをしている。しかし、本職が右サイドバックであるため、攻撃面でのプレーにおいて失敗することが多い。

先週末のアーセナル戦でレッドカードを受けたエメルソンが出場停止となったことで、ドハティが先発メンバーに入り、序盤から多くの有望なポジショングを披露した。ドハティのクロスにセセニョンが飛び込むと、すぐにその役割は逆転し、今度は左のセセニョンからのクロスを、アイルランド代表のドハティが逆サイドに飛び込んで惜しいシュートを放った。

4月初旬のアストンヴィラ戦で膝を負傷して以来、先発出場していなかったドハティのプレーが、いくらか錆びついているのは当然だろう。しかし、2021/22シーズンの終盤にコンテのもとでプレーしていた当時の高いレベルに戻すには、ピッチ上でのプレー時間を重ねていく必要がある。

ビスマの再犯

今夏のブライトン&ホーヴ・アルビオンからのスパーズに移籍してきて以来、限られたプレー時間でやりくりしてきたビスマは、チームがかつての所属クラブとの試合に向かう際に、コンテによってようやくトッテナムの選手として先発で起用されることになった。ピエール・エミール・ホイヴィアやロドリゴ・ベンタンクールと組んだ中盤のトリオでのプレーには、これまで試合に出場する機会が少なかったこともあってビスマが何度かぎこちなさを露呈してしまったことは驚きではなく、徐々に試合に馴染んでいくようになった。

30分以降、アレクシス・マック・アリスターへの不要なファウルでイエローカードをもらったのは、ビスマにとって大きな痛手となった。スパーズにとってまったく脅威ではないポジションにいたアルゼンチン人へのファールに対して、レフェリーはイエローカードを出すしかなかった。

ビスマはウェストハム戦で先発出場したにも、プレーが切れたところでボールを殴ってイエローカードを提示をされ、その後、綱渡りのようなプレーを強いられた。あの夜のロンドン・スタジアムで、ベンタンクールが欠場し、オリヴァー・スキップが万全でない中で先発出場したこの26歳は、70分にリシャルリソンと交代し、コンテがトッテナムのシステムを調整する道を切り開く役割に回った。

ドハティの好守にダイアーの対応

ブライトンは、ルイス・ダンクとソリー・マーチを中心に、何度も同点を狙ってスパーズのゴールを狙い、アメックス・スタジアムでの試合の終盤にトッテナムに大きなプレッシャーを与えた。この試合では、スパーズが守備を固め、カウンターで相手を攻め立てるというおなじみの展開となったが、スパーズは幸いにも勝ち点3を手にすることができた。

ブライトンは、90分にドハティが決定的な守備でのプレーを見せ、勝利の鍵を握りしめた。アダム・ララーナがボックスの外で良い仕事をしてレアンドロ・トロサールのスペースを見つけたが、ドハティはどこからともなく出現してそこを詰め、ベルギー人がシュートを狙おうとした瞬間にボールをさらった。

このトッテナムの危機が去った後、エリック・ダイアーがドハティに抱きつきに来たのも無理はない。勝利を手繰り寄せる本当に重要なブロックだったのだ。

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