エメルソン・ロイヤルはアントニオ・コンテに自分を実力を証明するために、必死でトッテナムでより良い選手になろうと80万ポンドを費やしたと伝えられている。
2021年の夏に2500万ポンドの移籍金でスパーズに加入したエメルソンだが、当初はコンテの印象に残ることができず、1月にTimes紙はコンテがこのウイングバックを、攻撃面での適正が足りないと考えていると報じた。
しかし、エメルソンは練習場を離れてもプレーを向上させるための自主練習に励んでおり、Sun紙によれば、フィットネス・レベルを維持するために自ら高気圧酸素ボンベを購入したとのことだ。
スパーズのウイングバックはまた、パリ・サンジェルマンのディフェンダーであるアクラフ・ハキミのスカウティング・レポートの入手を依頼したと報じられている。ハキミはインテル・ミラノでコンテのシステムのもとで活躍し、そこでウィングバックとして45試合で7ゴールを決める好成績を残した。
さらに、エメルソン・ロイヤルと彼の父親が率いるマネジメント・チームは、プレミアリーグでプレーする際の激しいプレッシャーに対処するため、神経科学者を雇ったとも報じられている。
今シーズン、エメルソンはトッテナムの右サイドバックのポジションで定位置を確保し、ここまで全試合に出場して1アシストを記録しており、選手としての向上心とこれまでの努力が功を奏しているようだ。
多くのトッテナム・ファンは、昨シーズンにスパーズで41試合に出場してわずか1ゴール、1アシストしか挙げなかったこの23歳が攻撃面の脅威を欠いていると批判している。
しかし、スパーズの監督であるコンテは、最近このブラジル人への賞賛を口にし、今月初めには「ロイヤルには本当に満足している」と述べ、「昨シーズンから大きく進歩した」と付け加え、その成長意欲に感心していることを明らかにした。
その理由の多くは、欧州フットボール界で最高のディフェンダーの一人と目されているハキミを研究していると伝えられている取り組みによるものだろう。
