さらなる負傷者の問題、ヒルの希望 – アイントラフト・フランクフルト戦での5つの出来事

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好パフォーマンスもファイナル・アクションで精彩を欠く

トッテナムはドイチェバンク・パルクでゴールネットを揺らすことはできなかったが、特に前半は目を見張るようなプレーでチャンスを作り出した。エリック・ダイアーの素晴らしいパスに、裏を抜け出したエメルソンがボレー・シュートし、ハリー・ケインとクリスティアン・ロメロがソン・フンミンのクロスに合わせたが、あと一歩のところでゴールならず。

前半の半ばが過ぎ、ソン・フンミンのダミーとスピンからリチャーリソンにうまく繋がったが、ケインにとっては、ソンのクロスが合わせがたい高さであった。この2人のシュートはいずれも枠を外れたが、スパーズは前半終了間際にも、リシャルリソンとエメルソンのコンビネーションから生まれたチャンスをイヴァン・ペリシッチの低いシュートが枠を捉えた。

アーセナル戦に比べれば確かにポジティブな内容で、選手間のコンビネーションは良かったが、今シーズン何度もそうだったように、ファイナル・アクションがいまひとつだった。スパーズには、早急に改善に取り組むべきだろう。

ブライアン・ヒルへの期待

コンテは現在、攻撃陣のオプションに乏しい。8月中旬からルーカスを欠き、アーセナル戦の前にはクルゼフスキが代表戦で負傷してしまい、打撃を受けた。

ペリシッチは必要であればもっと前でプレーすることもできるが、ヒルは現在、コンテが使える唯一の生粋のウインガーである。1月末のプレミアリーグでのチェルシー戦以来、リリーホワイツのトップチームでの試合に出場していないヒルは、ドイツでの試合の最後の12分間だけ投入された。

ヒルはボールにたくさん触れたが、何度かボールを失い、パスが意図したターゲットに届かなかった。しかし、自陣のピッチの隅でトラブルから抜け出す見事な技術を駆使し、マーカーを打ち負かしたプレーは見事であった。

今回はトピッチ上で満足できるプレーではなかったかも知れないが、少なくともヒルが起用されたことは今後数週間でもっと多くのチャンスが訪れることを期待させるものだった。ベンチからの途中出場は、スパーズで活躍できることをコンテに示すためにまず彼に必要なことなのかもしれない。

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