コンテがアーセナル戦でフォーメーションを変えなかった理由、コンテを激怒させたもの – ノースロンドン・ダービーの主要トピック

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攻撃陣の苦悩と負傷

デヤン・クルゼフスキを欠いたコンテは、おなじみの3-4-3で絶好調のリシャルリソンを起用した。しかし、このフォーメーションはクルゼフスキの創造的な才能を必要とする。このスウェーデン人は、ミッドウィークに代表チームとして90分出場した後にハムストリングに張りを感じ、この試合を欠場した。

この22歳のアタッカーは、チームメイトのために創造性を発揮して何かを生み出すことができる。プレシーズンにfootball.londonに語ったところによると、彼の好きな役割は背番号10であり、そのプレーメイキング能力をワイドな位置でも生かし、常に周りの選手のために何かを生み出そうとしている。

彼がいなければ、ソン・フンミン、ケイン、リシャルリソンの3トップは連係力に欠けてしまうのだ。ソンとリシャルリソンは、クリエイティブというよりダイレクトなプレーを好む。2人がいつも通りにプレーをするのであればケインは低い位置でクリエイターとしての役割を担うべきだが、しかし、アーセナル戦でのコンテの指示は、最前線の中心に留まることだったようだ。

それは、ケインが今のところ序盤戦でいつ休養を取れるかわからないため、コンテがケインの走行距離を少なくしたい、という体力を温存する理由もあったかもしれない。

ケインがピッチの前方で待ち構えることで、ソンとリシャルリソンが低めに落ちてパスで供給する側に回る必要性が出てきたが、2人は共に前線のターゲットとなるケインを見つけるに苦労して、しばしば彼らのパスはズレてしまった。2人ともキー・パスを1本ずつ出したが、パス成功率はソンが71.4%、リシャルリソンが70.6%と低かった。一方、ケインのパス成功率は84.6%だった。

「特に前半に不満があったね。前半は勝ち越せる可能性があった感じている」

「多くのチャンスがあったし、もっと良い状況を作り出すことができたはずだ」

「プレーのたびにプレッシャーに打ち勝ち、多くのスペースがあったのに、何度もラストパスのミスを犯してしまった。このような理由から、前半は均衡が保たれてしまったんだ」

「後半に入り、2失点目を喫してしまったが、どんな状況でももっとうまくやれるはずだよ。1失点目もそうだし、3失点目もそうだ。レッドカードの数分後の失点で試合は完全に終わってしまった」

コンテは、クルゼフスキがすぐに戻ってくることを願う一方で、ルーカス・モウラの負傷を懸念している。この30歳のブラジル人は腱に炎症を起こし、8月以来スパーズでの試合出場はなく、プレミアリーグとチャンピオンズリーグでこの経験豊富なアタッカーを欠くことになっている。ルーカスは、その痛みが和らいでいる日も悪化する日もあるようだが、インターナショナル・ブレーク中にいったん回復したかに見え、今週はトレーニングをこなしていた。

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