経験あるフォワードを獲得できなかったのは、今となってはもどかしいですか?
昨シーズンはチャンピオンズリーグに出場するという、クラブにとって大きな成果を上げることができたと思う。昨シーズンはたった12~13人の選手でシーズンを終えたんだ。私は常々、『カンファレンスリーグで敗退となり、プレミアリーグ一本に専念できたのは幸運だったのかもしれない』と言っている。
昨シーズンは、2つの大会に立ち向かうことができなかったんだ。今は一歩一歩、忍耐強く、時間をかけて、チャンピオンズリーグのような大会に臨むために重要なチーム戦力を作っていかなければならない。チャンピオンズリーグは、カンファレンスリーグやヨーロッパリーグとはまったく違うんだ。チャンピオンズリーグは常に大舞台であり、最高のメンバーで戦わなければならない。
もし、『ローテーションを組みたい』と思っても、それは少し難しいんだよ。クラブは、我々(コーチ陣)が時間と忍耐を必要とし、一歩一歩前進していく必要があることをよく理解してくれてるんだ。良いレベルに到達するためにはもっと多くの移籍マーケットが必要だと話した。それは分かっている。同時に、我々は競争力を持ち、すべてをやり遂げたいと考えているよ。
今日、私は交代でヒルを起用したが、ヒルは若い選手だ。すべての選手をチーム戦力として巻き込んでいかなければならないんだ。自分たちのベストを尽くすこと。そして、一歩一歩改善し、チームとして強くなっていかなければならない。我々には、プレミアリーグとチャンピオンズリーグという2つの大きな大会でプレーするという意思がある。世界で最も大きな大会の2つだよ。多くのエネルギーを失い、負傷で選手を失うのだから、本当に大きなチーム戦力が必要なんだ。
基本的なことよりも、細部が問題なのでしょうか?
我々に競争力があるのは、たくさん働いて、本当に良い組織を持っているからだ。それが我々の強さの秘訣だよ。どの試合でもボールを持っているときと持っていないとき、そして試合中に何が起こるかをよく理解した上で準備を進めている。今日のようにアグレッシブでなければならない試合もある。一対一で勝負し、デュエルを受け入れるんだ。
一方、もっと接近して、スペースを与えないようにしなければならない試合もある。相手にスペースを与えてしまうと、そこを突かれて仕留められてしまうからだ。昨シーズンは4位だったので、戦術的な面で優れていることは秘訣のひとつだよ。
スパーズはグループリーグを突破できると思いますか?
ええ、でも自信を持たなければならない。大会が始まる前に、グループリーグについてどう思うかと聞かれたので、このグループはバランスが取れていると答えたよ。どの試合でも、点を取れることもあれば、点を失うこともある。最終戦まで、何が起こるかわからないと私は思っている。
これから(グループリーグは)ホームでの2連戦だ。今日のように我々のスタジアムでも素晴らしい雰囲気になるだろう。この2試合では、グループ突破のために戦うことになるので、ファンが大きな役割を果たさなければならない。
