Football London/Rob Guest
移籍マーケットが終了した今、トッテナムに何が起こり、何が起こらなかったか、そして次に何が起こるかを見てみよう。
移籍マーケットが正式に終了した。トッテナムは夏の移籍マーケット最終日、信じられないほど静かであったが、その代わりにプレシーズンの韓国ツアーの前にほぼ全ての補強を済ませていた。
リシャルリソンとイブ・ビスマがそれぞれエバートンとブライトン＆ホーブ・アルビオンから加入し、タンギ・エンドンベレ、ジオバニ・ロチェルソ、ハリー・ウィンクスといった選手は退団していった。
トッテナムで何が起こり、何が起こらなかったのか、そして次に何が起こるのか。football.londonが見ていく。
何が起こったのか
1月にデヤン・クルゼフスキとロドリゴ・ベンタンクールを獲得し、チームに真のクオリティを加えたアントニオ・コンテにとって、夏は常にトッテナムのチーム戦力を形成し、トップに向かって挑戦するための重要な期間となるはずであった。経験豊富なイヴァン・ペリシッチとフレイザー・フォースターをフリーで獲得し、ビスマは出来高込みで3000万ポンド以上となる可能性のある移籍金ですぐさまそれに続いた。
その後、リシャルリソンにそのおよそ倍の移籍金を費やし、クレマン・ラングレがバルセロナからシーズン・ローンで加入し、7月半ばにようやくジェド・スペンスがミドルズブラから加入。その1ヶ月後、7人目の選手としてデスティニー・ウドギがウディネーゼからやってきて、その後ローン・バックでイタリアに戻った。
8月末には、アタランタからローン加入していたたクリスティアン・ロメロの完全移籍が決まった。一方、キャメロン・カーター・ヴィッカーズ、ステーフェン・ベルフワイン、ジャック・クラーク、キオン・エテテ、マルセル・ラヴィニエの5選手が、トッテナムから退団している。
しかし、デイン・スカーレットはポーツマスで初めてトップチームでのフットボールを経験し、トロイ・パロットは昨シーズンにローン先のMKドンズ（リーグ1、イングランド3部）で活躍した後、プレストンでチャンピオンシップ（イングランド2部）にステップアップしている。ジョー・ロドンはフランスのレンヌにローン移籍し、セルヒオ・レギロン、ウィンクス、エンドンベレ、ロチェルソの4人は、ローンで移籍し、完全移籍での退団はかなわなかった。
