エドワーズにメッシの幻影
トッテナム・ファンは、火曜日のチャンピオンズリーグでのマーカス・エドワーズから目が離せなかった。トッテナムのアカデミーを経て、2019年9月の退団までに1度だけトップチームの試合に出場したこのウィンガーは、かつてマウリシオ・ポチェッティーノがリオネル・メッシに例えたように、その後ポルトガルでかなり有名になった。
ヴィトーリアで活躍し、1月にスポルティングに移籍した23歳は、先週、3-0で勝利したアイントラハト・フランクフルト戦でもゴールを決めていた。スピードと多彩なトリックに恵まれたこの若者は、ペドロ・ゴンカルベスと連係し、序盤からチャンスを作り出した。
そして、ハーフタイムのホイッスルが吹かれる数秒前、彼はその最高の資質を見せつけ、人々を注目させたのである。スパーズ陣内でボールを受けたエドワーズは、3人の選手に囲まれたが、エリック・ダイアーを2度かわし、特に2度目のタックルではセンターバックを地面に伏せさせ、彼らを振り切ったのだ。
ペリシッチの突進をかわし、トリンチャオとのワンツーでボックス内に進入し、クリスティアン・ロメロをかわしてゴールを決めた。しかし、エドワーズのシュートはロリスに阻まれた。
ペリシッチの突進をかわし、トリンコンとのワンツーでボックス内に進入し、クリスティアン・ロメロをかわしてボールを運んだ。記念すべき古巣からのゴールを予感させたが、エドワーズの至近距離からのシュートはウーゴ・ロリスが防いだ。
もし、エドワーズがこのゴールを決めていたら、信じられないようなゴールになっていたことだろう。エドワーズは、スポルティングで輝きを放ち、このまま成長し続ければ、ギャレス・サウスゲイトのイングランド代表に選ばれる日もそう遠くはないかもしれない。
クルゼフスキが足りない
クルゼフスキがトッテナムでここ3試合ベンチスタートだったことは、非常に不運だったといえる。5月のリーグ戦4試合で1ゴール、2アシストを記録した勢いをそのままに新シーズンをスタートさせたこのスウェーデン人は、シーズン序盤はスパーズで際立った活躍を見せていた。
しかし、リシャルリソンが加入したことで、残念ながらチーム選考から外れることになり、一方でコンテは不調のソンを選び続けた。マルセイユ戦では、チームがファイナルサードでフラストレーションのたまるパフォーマンスを続けるなかで、ベンチから投入されたクルゼフスキがすぐにインパクトを与えたが、スポルティング戦のトッテナムでも同じようなパフォーマンスが繰り広げられていた。
リリーホワイツにはチャンスがあったが、クルゼフスキが演出できるファイナルサードでのクオリティを欠いていた。残り20分でクルゼフスキが投入されたのには何の驚きもなかったが、しかし、スパーズが突破口を見つけるのに苦労していたことを考えると、もっと早く投入されてもよかったかもしれない。
右サイドでの素晴らしいプレーの後、ボックスの手前でフリーキックを得ると、左サイドから魅力的なクロスを入れ、そのボールはリシャルリソンの頭をとらえた。この試合でも再びインパクトを与えたクルゼフスキは、土曜日のレスター戦から先発メンバーに復帰させるべき時が来ただろう。
