オリンピック・マルセイユ
グループDの最後を飾るのは、フランスの強豪、マルセイユだ。こちらも、公式戦での対戦はクラブ史上初となる。
マルセイユ (フランス)
監督:イゴール・トゥドール
スタジアム:スタッド・ヴェロドローム(収容人数:67,394人)
昨シーズン:リーグアン2位
マルセイユはフランスの南海岸に位置し、市街地から南東6kmにあるスタッド・ヴェロドロームでホームゲームを戦っている。
スポルティングCPと同様、レ・オリンピアンは国内リーグ2位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。なお、優勝したパリ・サンジェルマンに勝ち点差で15ポイントをつけられてしまった。
グループリーグの対戦相手3チームのうち、マルセイユは1991年に準優勝、1993年に優勝しており、チャンピオンズリーグを制した唯一のチームである。今シーズン、マルセイユは2020/21シーズン以来の欧州フットボールの頂点を決める大会に返り咲いた。しかし、前回に出場したそのシーズンはマンチェスター・シティ、ポルト、オリンピアコスが所属するグループCで最下位となり、グループステージを突破することはできなかった。
マルセイユを率いるのは、元ユベントスでクロアチア代表ディフェンダーのイゴール・トゥドールだ。母国クロアチアのハジュドク・スプリトで監督としてのキャリアをスタートさせ、その後PAOK、ガラタサライ、ウディネーゼ、ヴェローナで経験を積み、先月、南フランスにやってきた。
クリス・ワドル(1985-89)、ステファヌ・ダルマ(2003/04)、ミド(2006-07)、ウィリアム・ギャラス(2010-13)、クリントン・エンジエ(2015-17)、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(2016-19)、そして今回、2016/17シーズンにスパーズにローンで加入し、2021年にマルセイユ所属となったパウ・ロペスなど多くの選手がこの2つクラブのユニフォームを着ている。