8月25日(木)夜、2022/23シーズンのチャンピオンズリーグ・グループステージの対戦相手が発表された。
スイスのニヨンで抽選が行われ、ポット2からグループDに入ったスパーズは、ポット1のヨーロッパリーグ王者アイントラフト・フランクフルト、ポット3のポルトガルの強豪スポルティングCP、ポット4のフランスのマルセイユと同組になった。
ここで、スパーズの対戦相手について知っておくべき情報を紹介しよう。
アイントラハト・フランクフルト
これまでブンデスリーガに所属する数々のクラブと対戦してきたスパーズだが、今シーズンのチャンピオンズリーグではアイントラフト・フランクフルトが相手となる。これまでヴェルダー・ブレーメン(2010/11)、バイエルー・レヴァークーゼン(2016/17)、ボルシア・ドルトムント(2017/18、2018/19)、バイエルン・ミュンヘン、RBライプツィヒ(いずれも2019/20)と対戦してきたが、今大会では新たにアイントラフトに挑むことになる。
1982年3月、UEFAヨーロッパ・カップウィナーズカップ3回戦でも対戦したフランクフルトとはそこでホーム&アウェイの2試合を戦い、ホワイトハート・レーンで2-0の勝利を収め、フランクフルトで2-1の惜敗を喫してスパーズが勝ち上がりを決している。

アイントラハト・フランクフルト (ドイツ)
監督:オリヴァー・グラスナー
スタジアム:ドイチェ・バンク・パルク(収容人数:51,500人)
昨シーズン:UEFAヨーロッパリーグ優勝、ブンデスリーガ11位
フランクフルト・アム・マインは、ドイツで最も大きな都市の一つで、国家中東部のヘッセン州に位置する。アイントラハトのホーム・グラウンドであるトイチェ・バンク・パルクは、この街の南東6kmのところにある。
昨シーズンのブンデスリーガでは11位に終わり、チャンピオンズリーグ出場権まで勝ち点16差となったが、ヨーロッパリーグでの活躍により、ヨーロッパのエリートクラブの大会への出場権を獲得した。昨シーズンのヨーロッパリーグでは、準決勝でウェストハム・ユナイテッドを撃破すると、セビージャで開催されたファイナルではレンジャーズをPK戦で破り、1960年以来初めて欧州フットボール界の頂点に返り咲いた。
その年、アイントラハトはヨーロッピアン・カップ(現チャンピオンズリーグ)にクラブ史上唯一の出場を果たしていたが、決勝にまで到達し、そこでレアル・マドリードに7-3で敗れ、ドイツのクラブにとって忘れられないシーズンとなった。
アイントラハトを率いるのは、オーストリア人の元ディフェンダー、オリヴァー・グラスナーだ。2014年に同クラブで指導者としてのキャリアをスタートさせ、その後、LASKやVflヴォルフスブルクで指揮を執った。そして2021年5月にアイントラハトの監督に就任している。
なお、アイントラハトには元スパーズの選手が在籍したことがあり、ケヴィン・プリンス・ボアテング(スパーズに2007年から2009年まで在籍)は2017/18シーズンにアイントラハトで出場している。