Evening Standard/Nizaar Kinsella
トッテナムとローマが、インテル・ミラノと共にチェルシーのディフェンダー、トレヴォ・チャロバーの獲得に興味を示している。
ブルーズがレスター・シティと8000万ポンドと見込まれるウェズリー・フォファナの獲得交渉を続ける中、23歳のチャロバーはトーマス・トゥヘルのもとでのプレー時間に懸念を抱いている。
フォファナの補強によって自分の出場機会が塞がれることを恐れるチャローバは、ローン移籍か完全移籍での退団を模索する可能性がある。
トゥヘルは、昨シーズンの序盤戦でより多くの出場機会をチャロバーに与えていたが、2022年に入ってからは33試合のうち10試合しか先発の機会を与えていない。
さらにフォファナの獲得となれば、かつてロリアン、イプスウィッチ、ハダースフィールドへのローン移籍を経験したディフェンダーを、トゥヘルはセンターバックの6番手にまで引きずり下ろす可能性がある。
しかし、チャロバーは2026年までクラブとの契約を結んでおり、チェルシーがその将来について強い発言力を持つことになる。
さらにチャロバーの決断は、エンポリ、スペツィア、そして欧州5大リーグのクラブからオファーを受けているイーサン・アンパドゥに影響を与えるかもしれない。
彼の退団を阻んでいるのは、ディフェンス・ラインの選手層が手薄になることを望まないチェルシーだ。
しかし、チェルシーは、すでに7000万ポンドに達したとみられる2度の獲得オファーを提示し、断られているフォファナの獲得をあきらめる気配はない。
また、先週にはエバートンのアンソニー・ゴードンやバルセロナのピエール・エメリク・オーバメヤンなどのアタッカーにも獲得オファーを出している。
チェルシーとの交渉は無さそうに思えるが、可能性があるとすれば移籍活動の全権を握る新オーナーであるトッド・ベーリーが、「クラブ間の関係」よりもビジネスを優先した場合だろう。