ミスから学んだセセニョン
開始12分にウォード・プラウズがボックス手前から登れーでネットを揺らし、ビハインドを負ったスパーズだったが、コンテの選手たちは劣勢の時間を長続きさせることはなく、その9分後にセセニョンがネットを揺らした。デヤン・クルセフスキのインスウィングのクロスボールに適切なポジショニングをとって頭で豪快に決めたが、その前にあったチャンスではゴール前にポジショニングできなかったこのウィングバックはゴールを決めたことがかなり嬉しそうだった。
19分30秒にベンタンクールが右足で美しいクロスを上げたが、セセニョンの手前でカイル・ウォーカー・ピーターズがクリアしたため、6ヤード・ボックス(ゴールエリア)内でボールに触れることができなかった。逆サイドからクロスが入ったとき、ボールに飛び込むことが出来ず、まさにコンテがウイングバックに求めていることをしなかったセセニョンは、目に見えて自分に腹を立てていた。
そのチャンスを生かせなかった数秒後(20分30秒)、セセニョンは今度はウォーカー・ピーターズよりも先に、クルゼフスキのクロスに反応した。この22歳は、4-1の勝利を飾ったチームにおいて傑出した選手であり、力強いフィニッシュだった。
コンテはウィングバックに逆サイドからのクロスに対して「ただゴール前に飛び込む」だけじゃなく、「相手マーカーの前に飛び込む」ことを要求してるんだね。
ソンに怒ったケイン
ハリー・ケインとソン・フンミンは、トッテナムの今シーズン最初の2ゴールを目撃した後、自分の名前をスコアシートに刻むことに執念を燃やした。ケインはハーフタイム直前、ソンが素晴らしい突破でエリア内に進入した際に、絶好のゴール・チャンスを得た。
44分30秒、左45度の位置で好機を得たソンは、そこですぐにはシュートを打たず、1人をかわしてボックスの中央に進入し、最後にシュートを放った。しかし、このシュートはギャヴィン・バズヌの守るゴールから大きく外れてしまった。
ケインは、ソンがボックス内中央に侵入したときフリーで待ち構えていたが、ソンよりも良いポジションをとっていたにもかかわらず、ケインにパスを出さなかったのである。トッテナムの背番号10はソンの選択に不満があったようで、シュートを外してピッチに仰向けで倒れていたソンにその不満を伝えていた。
後半には、逆にソニーがフリーで好位置にいた場面でケインがすぐにパスを渡していたね。