プロフェッショナルは勝利のために鍛錬に励み、敗北を嫌うものだが、ピエール・エミール・ホイビェアは、土曜日の夜にイスラエルで行われたこの夏最後のプレシーズンマッチでASローマに1点差で敗れたものの、それでも厳しいトレーニングの価値を見出したようだ。
ハイファのサミー・オフェル・スタジアムで行なわれた試合は、タイトで戦術的、そしてしばしばフィジカルな戦いとなったが、29分にパウロ・ディバラのコーナーからロジェール・イバニェスが放ったヘディングが、勝負の明暗を分けることになった。
大半の時間帯で試合の主導権を握ったが、相手守備の健闘もあってスパーズのチャンスは限られていた。前半にソン・フンミンとイヴァン・ペリシッチがローマのゴールに迫り、後半にはハリー・ケインがゴールに蹴り込んだがオフサイドの判定で取り消された。
「もちろん、どのような状況でももう少しシャープになる必要があるけど、やはりプレシーズンである以上、そういったことに僕らが取り組んでいるんだ」
「ハイプレスで何度かいい場面もあったし、ボールを素早く動かしてチャンスを作ったこともポジティブだったね。みんなが前に出て、トレーニングにも一生懸命に打ち込んでいるし、みんなが素晴らしい姿勢で取り組めている。全体として、チームは前に出ているし、監督が望むことによく応えているよ」
フットボールは結果がすべてだが、プレシーズンでは、勝とうが引き分けようが負けようが、より細かい部分に取り組むことが重要なのかもしれない。
「良い結果が出ているほうが前進しやすいよ。その方が簡単だね」
「最終的には、結果が一番大事なんだ。繰り返しになるけど、この試合を『親善試合』と呼ぶことはできないし、その激しさと、言ってみればこのメンタリティは高く評価できるね」