木曜の夜、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージの抽選が行われ、32チームの選手とサポーターは皆、「夢の抽選結果」を思い浮かべていた。
とあるスパーズ・レジェンドにとって「ノースロンドンへの凱旋」が「夢の抽選結果」であったが、その夢を叶えるためには「ノックアウトステージまで待たねばならない!」ようだ。
ヤン・フェルトンゲンは、2012年にアヤックスからスパーズに加入して以来、クラブで315試合に出場し、2020年の夏にベンフィカに移籍した。現在35歳の彼は、ベンフィカが2020/21シーズンと昨シーズンの2シーズン連続でポルトガルの国内リーグで3位に入り、チャンピオンズリーグでも準々決勝に進出するなど、この大会の常連となっている。一方のスパーズは、昨シーズンのプレミアリーグを4位で終え、欧州のエリート戦線に復帰を果たした。
結果的にこの抽選会で、スパーズはグループDでドイツのアイントラハト・フランクフルト、ポルトガルのスポルティングCP、フランスのマルセイユと同組になり、一方、ヤンのベンフィカはパリ・サンジェルマン、ユベントス、マッカビ・ハイファに挑むことになった。
ベンフィカがディナモ・キエフとのプレーオフを戦い、ファーストレグで5-0の勝利を飾った後に、ヤンはこう語ってくれた。
「チャンピオンズリーグで(スパーズと)対戦してみたいし、そうなったら最高だよ。格別だろうね」
「かつて所属していたクラブとはすべて対戦してきたし、スパーズとも対戦できたら嬉しいよ。スパーズと対戦できたら、すごく楽しみだろうね」
「今シーズンもエキサイティングなスタートとなったし、たくさんのことを経験できる。気分もいいしね。年齢もあまり気にならないし…、正直まあ、ちょっとは気になるかもしれないけどね。ヨーロッパの最高峰でプレーできるのは幸運なことだよ。あと2~3年はプレーできるといいな。それが今の僕の気持ちだ。今シーズンはどうなるかな?」