「監督は選手に何を求めているかを明確にしているし、選手にはハードワークを望んでいる。僕もそれは望むところだ。みんなにとって良いシーズンになると思ってるよ」
「早めに結果を出せたらいいなと思ってるよ。誰だって待たされるのは好きじゃないけど、ここは忍耐強くなければならないし、チャンスが巡ってきたらそれをしっかりと掴まなければならないね」
コンテは彼に何を期待しているのか?と尋ねると、スペンスはこう答えた。
「監督がやっていることを理解し、ハードワークをして、チャンスがもらえたらとにかく良いプレーをする。それだけさ」
スパーズに加入してからのこの2週間、スペンスを指導してきたのはコンテだけでない。トッテナムが夏に獲得したペリシッチは、スペンスの友人でありチームメイトでもあるライアン・セセニョンに、すでにコンテの求めるウイングバックの条件を満たす方法を指南し、ヒントを与えてきた。
スペンスは、ハイファでのインタビューが始まる少し前に、ペリシッチが自分を呼んで、ローマとの試合の後に会話をしたことを認めている。
「あそこでイヴァンと話してたんだ。彼は、チャンスは必ずやってくると言ってくれたよ。とにかく万全の準備をして、トレーニングに熱心に打ち込んで、チャンスが巡ってきたらしっかりプレーをして、それで次の出場機会も得られるように願うんだ、ってね」
昨シーズン、スペンスはFAカップでアーセナル、レスター、リバプールといったプレミアリーグ勢を相手に活躍した。スパーズのマネージング・ディレクターのファビオ・パラティチも彼を直接視察して、この新進気鋭のウィングバックのプレーに感心していたという。
「(プレミアリーグでは)より完成度が高くて、あらゆる面でレベルが高いんだ。あの(FAカップでの)パフォーマンスをプレミアリーグでも発揮できるといいんだけどね。チームのために、自分のために、そして今シーズンはいい結果を残せるように頑張りたいね」
トッテナムのサポーターが彼に期待できることは何か?と問われると、スペンスは少し考えてからこう答えた。
「僕がチームをエキサイトさせることができたらいいね。何か違いを生み出して、ファンに応援の声を届けられるようにしたいよ」
