新戦力とチームレベル
コンテが初めてトッテナムにやってきたとき、主力となる12〜13人の選手とその他の選手とでクオリティが格段に落ちてしまうことを見定めた。
football.londonは以前、コンテが昨シーズン、ベンチを見てはピッチに視線を戻し、ピッチのクオリティのレベルを落とさずに望むような選手交代をすることができないことを悟ったと報じた。
昨シーズンからの変革が必要だったスパーズのレンジャーズ戦を終えた時のメンバーには、昨シーズンの終盤戦をスパーズで戦っていた選手がわずか3人しかいなかったことは、その変革を物語っているだろう。
夏に獲得したリシャルリソン、ペリシッチ、スペンス、フォースター、クレマン・ラングレ、イブ・ビスマは、昨シーズンに加入した後にローンで出て行ったパペ・マタル・サール、そして1月にバレンシアにローンで出たブライアン・ヒルが試合終了時のアイブロックスの芝生の上にいた。
昨シーズンの終盤のプレミアリーグでは、トップチームの負傷者が少なかったにもかかわらず、コンテは5人のアカデミー出身の選手をベンチで置かなければならなかったが、グラスゴーで戦った際のベンチにはアカデミー出身の選手が一人もいなかったのは注目に値する。24人の遠征メンバーに彼らが入るだけの空きがなかったのだ。
新加入選手の中でペリシッチは、昨シーズンのインテル最終戦でゴールを決めた後、ふくらはぎを負傷して以来、初めて試合に出場し、最も目立っていた。
このクロアチア人は、30分間に渡り、ピッチの高い位置からプレスをかけ、良いタックルを見せ、レンジャーズのクロスバーの上にオーバーヘッド・キックを放つなど、常に貢献していた。さらにラインぎわからカーブをかけたクロスを送り、合わせたリシャルリソンのヘッダーはゴールを越えた。